2009年05月

慶應義塾大学535億円、上智大学110億円、早稲田大学28億円。私大、運用で評価損

今朝の日経に、運用資産評価損の記事が出ている。3大学の数字はいずれも今年3月末のもの。金融資産が軒並み下落した昨秋の影響が、こんなところにも現れている。

慶応は08/3時点では225億円の評価損だったので、1年で310億円評価損を膨らませる形になってしまった。上智・早稲田は08/3の数字がないので、08/3より悪化しているに違いないとしておきます。

昨年秋、駒澤大学(2008年11月19日報道、154億円の実現損失)、立正大学(11月21日報道、148億円の含み損失)と、大学の資産運用の失敗が報じられたが、その時点でも多くの大学で資産運用の失敗が表面化している。

11-12月に、ニュース記事を基に以下のようなものを書いていたので、リンクを載せておきます。

早慶も評価損を出した。(08/11/19)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1198.html

<駒沢大学>金融危機で154億円運用損…キャンパスも担保(08/11/19)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1197.html

18私大、有価証券含み損688億円…読売新聞調べ(08/12/21。含み損の額は08/3時点)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1199.html

株価指数で見ると、ここのところ「年初来高値に顔合わせ」ってことがよく報道されるが、今年の最高としても不況感が強い事には変わりも無く、去年と比較して含み損が増えるのは自然な成り行き。

大学の資産運用は、株式や債券を短期で売買する事が基本的にない上に、信用取引なんてやらないはずだから、含み損が出るのは自然な流れとなるだろう。ただ、慶応・上智・早稲田は、駒沢や立正のようにデリバティブのようなハイリスク商品に手を出しているとは思いがたい。よって、その辺は心配しなくてもいいかと思います。

都内の私大3強(2強+1)の件は、一般企業で生じている資産評価損と同列に見なしておけばよさそうです。陸の王者、さすがです。

大学がする資産運用ってやつも、どのみち運用会社に任せてやるはず。従って、ある程度大学側の意向を入れて行われるものの、大勢にはそむけない現実がある。運用者は宮仕えなので、どうしても限界が来てしまうということだ。

なお、ここでは国内に限っていますが、海外の大学や研究機関でも評価損が生じるに至っています。

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きょうの東京株式は、昨日のニューヨークがドカンと下げた割りには下がっていない…それどころか後場に入るとプラス圏に転じてしまった。

ドル高円安の流れもあったが、理由が歪んでいる。
1.国債の大量発行によって、さばききれなくなった
2.国債の金利が上昇したのに伴い、長期金利上昇
3.米長期金利が上がったので、金利差からドル買いに進んだ

1)→2)、2)→3)の理屈は正しい。しかし、米国債がさばききれない状態に至るって事は、政府財政の逼迫を意味することなので、「政府財政が逼迫した国の通貨がなぜか上がる」と奇妙な状況が起きているとも取れる。

各論では正論で、総論では異論のドル高の結果、輸出関連を中心に朝安からプラスに転じ出して、きょうの全体が高くなってしまったという感じです。国内事情にいまいちピンと来るものが無いので、きょうもアメリカ様次第なのかと呆れる相場でした。

日経平均  9,451.39 △12.62
TOPIX    895.59 △2.74
JASDAQ    43.62 △0.18

もしかしてって思うのだが、大口投資家による保有銘柄の入れ替えが進行してませんか?
個別銘柄ごとに指値買いも指値売りも大量に出されているので、相場全体を見ると膠着しているかのように見えてしまう。しかし、個別で見るとひそかにそんな流れが進行している感じも。確認したのは一部だが、その傾向が見て取れた。キヤノン/リコー、九州電力/東京・中部・関西電力が見て取れたところ。ドコモは14万以上での整理売りが終わったらしい。
•リコーがキヤノンと比較して奇妙なほど強い。キヤノンはどことなく整理売りの雰囲気が見られた一方、リコーは押し上げられている感じ。
•九州電力は5/22に2015の壁を下回ったのを最後に、今週は2015以下でしか推移していない。東電・関電・中部電には九電のような傾向は見られない。
•ドコモは140000と0100で大きな壁が作られていた。しかし、こちらは13時01分2150株のドカ売りに突き破られ(1402→1399)、その後は140000を超えないところで推移し続けた。結局、見せ板(取り消すつもりの指値注文)を出して、14万円以上での売り注文がさばききれたら、見せ板を売りで消して下へって流れだ。

たかだかケータイの限定された情報でも、この程度のことは読み取れました。
(ドコモの2150株については帰宅後確認したものです)
これが投信の設定と解除によるものだとしたら、なんとなく理解できるものです。

ここまでは、理解できたレベルの事を書きました。しかし、ときどき理解のレベルを超えることも起きるものです。
近鉄奈良線八戸ノ里駅のホーム手前の線路内で寝てしまった男子高校生の真上を電車が通過したが、引かれもせず無傷。運が良かったことは間違いないが、一生涯呆れられることなので、高校生の名前は出せませんね。

http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-929.html

酒で失敗したといえば、東京ミッドタウン近くの公園(檜町公園)で深夜に全裸になってしまった草なぎ剛。きょうSMAP×SMAP収録で復活だったはず。明日は笑っていいともでテレビ画面に復活。酒での失敗、皆さん気をつけましょう。

きょうはこんなところで終わりとします。

副業解禁が企業存続の致命傷になるかも

朝書くと宣言した奴は、文量が多くなってしまったので、別立てにしました。

日本では、優秀な人ほど大企業に向かう傾向が長く続いたが、米国では非常識そのもの。ビルゲイツがハーバード大学を中退してマイクロソフトを興したなんていうのはこの典型例だ。

日本では、それをやろうとすると潰しにかかる奴が多すぎるのは考え物だ。ホリエモンの一件がその典型。粉飾決算をライブドアでやってしまったのはマズかったのだが、出る杭は打て式にマスコミなどがバッシングをしまくったのはいかがなものだったか。

※ニッポン放送株をライブドアに大量に握られて、子会社のフジテレビ(当時)が企業防衛キャンペーンをテレビ番組などで打ちまくったのは、「出る杭は打て」とは異質であることはお断りしておきます。あの行動だけは「マスコミ」の行動でないものと考えないとミスリードの形になるので誤解のないように。

日本の今の社会って、一度レールを外れると挽回が極めて難しい社会だ。35歳を過ぎて絶望的状況に追い込まれると、一部に例外はあるとはいえ、ほぼ挽回不可能な構造になってしまっている。そうなれば、レールにしがみつこうとするはず。窓際族なんてやつが厳然としてあるのは、こんな社会構造の裏の一面でしかありません。

本来ならこんな社会構造を壊さないといけないんですが、民主主義という名の数の論理が邪魔をしている。

事業を興したりするとなると、地縁や人脈が必要となる事が多いので誰もができるわけではないが、インターネット証券とかFXなど低い手数料の金融取引はそんな敷居は低い。
副業とはっきり明示してまでやらなくても、この程度のことをやる人はたくさんいます。ある程度の要領さえつかめば、リスクはあるものの収益が上がる可能性は高いんですから。

東芝、富士通、日産自動車、三菱自動車など副業を認めている会社では、やがて「正副逆転」による退社が相次ぐに違いありません。表面的には認めていない会社でも「正副逆転」による退社は相次ぐでしょう。アナウンサーなどのように、退職後も会社と関係をもたなければならないところは除くが、「正副逆転」で退職する人の多くは、円満退職と同時にアンチに変わるでしょう。そんな人たちは脱サラ棋士のように関係を残す、そんな屈辱的真似なんて決してしません。

キヤノン、トヨタ、いすゞなどであった派遣切りの怨念と似たようなもの、パナソニック、NEC、パイオニア、三菱ふそうトラック・バスなどでの工場集約による半退職強制と似たような怨念が、「正副逆転」で退職する人、退職しようとしている人に生まれている事は容易に想像できる事です。

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きょうの東京株式は、最近続いた先物に振り回される形は影を潜めたものの、奇妙なほど動かない相場。結局、ニューヨークがドカンと上げた事を受けて高く始まった後は、株価指数では奇妙なほど動きがとれない形に終始していた。
自分は場中のキヤノン程度しか確認していない(できない)が、上値にも下値にも分厚い板(指値買いと指値売り)が張り付いていて、値動きができないような格好になってしまっていた。(終値は3170unch)
引け前にはドコモに140900での大量の指値買い注文が(大引けは140700▼1400)。

株を買い集めたいのか、それとも処分売りをしているのか…わからん。

日経平均  9,438.77 △127.96
TOPIX    892.85 △9.08
JASDAQ    43.44 △0.50

きょうも、ネタ切れの様相が続きます。定時にオフィスを追い出され、安月給の身なのでなす術もない。昨日は図書館で油を売ったが、きょうはなす術もなくとっとと帰宅。
ワークタイムバランスという美名は、成果主義とか、能力主義とかと本質は一緒。要するに賃金を払わねえって事。やってられない。
夕方の通勤電車は、きょうもオフィスを追い出された会社員で込み合っています。賃下げでなす術もないので、まっすぐ帰宅。拘束時間が少ないので、肉体的疲労は確実に少ないはずだが、帰宅する乗客には虚無感すら感じてしまう。金銭的には間違いなく辛い。精神的にも辛い方が多いのでしょうか…

きょうはこんなところで終わりとします。

昨日のニューヨーク株式は、10時(現地)に発表された5月の消費者信頼感指数が予想以上に良かったってことで、ドカンと上がって終わっている。

しかし、日本の金利は、ユーロやオーストラリアドルに比べて低いので、円が売られにくいんだとか。そんな訳で、ドル高円安の動きは思いのほか進んでいない。

東京株式は、ニューヨークの流れをストレートに受けて始まるだろう。

アメリカではこんな話が出ているというのに、身の回りでは賃下げの話ばっかり。住宅ローンが払えないとか、子供を私立高校から定時制に転校させざるを得ないとかから始まって、無用な残業申請書を書かせるとか、出張すると足が出るから行く気がなくなるなど本末転倒なモノまで横行する有様。

「大不況」の名の下に断末魔の叫びが進んでいるのが日本の現実。副業がブームになるってことが意味することは、賃金をケチった企業ほど社員がカスばかりになるってことだ。
OKIのことをAERAではチクっていたが、そんな臭いはほかでも漂っていそうだ。低賃金の人材劣化が倒産につながる…続発する予感。

三菱商事・三井物産・フジテレビ・講談社などの高給料企業は人材劣化はそれほど起きないだろう。逆に、世に言うブラック企業の場合は、もともと上位層は行かないので劣化の可能性も低い。

どちらでもないところ、 ここでは副業解禁が確実に致命傷になるだろう。待遇が良くないとされるNEC、東芝、三菱自動車…この辺りがとくにやばそう。オワットル、終わっとる。そう言われるところが悪夢をかたちに…なると思います。

なんだか、感情論になってしまった。副業解禁が致命傷になることは、夜に書きます。

ニューヨーク株式のきのうは大幅安からの反発。
特に株価材料がなかったきのうは、一般論では戻して当然との流れに。

きのうの東京株式は、円高の影響で輸出系を中心にドスンと下げたので、その辺りを中心に戻すでしょう。しっかし、きょうは難しいわ。

景気は「下げ止まった」だけで回復の気配なんてぜんぜん見当たらない。
株価は3月10日辺りの底からどんどんと上がったので、今では割安感が消えてしまった。輸出系にその傾向が顕著だが、遅れて内需系もこの1週間の円高で上がった結果、内需系も割安感が薄まる結果に。

ついでに、複数銘柄間で「割安を買い、割高を売る」のペアトレードも自分の頭に浮かぶ組み合わせでは見当たらなくなってしまった。

困った。お手上げだ。何にもできなさそうだ。

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テレビ東京の朝の株式市況番組では、親会社の日経紙面しか取り上げられないが、ここでは費用徴収という名の「ステルス賃下げ」に等しい流れが取り上げられていた。
1面トップが「企業の厚生健康保険料率アップの動き」。料率アップの例が示されていた。一例ではNEC・セブン&アイでは1%の値上げ(NEC6.7%→7.7%、セブン&アイ7.2%→8.2%)、ニチレイでは1.5%の値上げ(8.0%→9.5%)に引き上げている。言い換えれば賃下げにつながる。

NECは、これでも政府管掌健保の保険料率(国民健康保険:8.2%)よりマシって言い張るのだろう。
セブン&アイにいたっては国民健康保険と同じ。
ニチレイに至っては国民健康保険より割高になってしまった。セイノーや京樽のように「健保解散」の流れになっても驚けない。

なお、「企業の厚生健康保険組合」ってやつは企業グループで一本化している場合が多い。NECのケースも例外ではない(NECけんぽホームページより)。会社の業績が悪くなければ保険の損失補てんは会社の会計でやれば済むが、貧すればなんとやらの典型例で、業績が悪ければ費用負担をそっくり従業員に回す。

社員食堂のメニュー劣化と値上げ。
通勤費は最低価格しか支払わない。
昇進拒絶、降格強要、残業禁止で生活できない賃金に落とし込め、ダブルワークで過労死させられる。
わかりにくいが、男性社員に結婚を断念させて配偶者手当や家族手当を出さないで済ませ、転勤での住宅手当も減らせる卑怯な賃下げもやっているはず。使えない女子社員は寿退社に追い込んで経費削減とかも。

こんな口減らしと本質は一緒。それが、すぐに分からない形で来ている。

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きょうは、後場のまとめは書けなくなってしまいました。通夜のために大阪に向かわなければならず、書く場がないからです。腐っているオフィスを午前中で撤収するのはいいのだが、午後は新幹線で何にもできない。親の体調問題で付き添いなのが実際です。

そんなことを書いて、カキコを終わりとします。

草なぎ剛、28日に復帰へ。テレビ画像の復帰は29日の笑っていいとも!という事になる。笑っていいとものレギュラー欄には、事件以来抹消されていた彼の名前が戻されていた。
公然わいせつ逮捕で騒がれた件は各所でさんざん書かれているので、いまさら書く気になんてなれないので省略します。

「状況が許せば…」の条件付きではあるが、差し止められているCMも徐々に復活してくるに違いない。「ヤマキ」「トヨタレンタカー」「資生堂」「NTT」あたりは一定期間ノーギャラのペナルティ付きで復活させるに違いない。また、『最低の人間だ』とやってしまった大臣がいる総務省ではさすがに復活させないだろう…と言いたい所だが、総選挙で与野党逆転が起きてしまえば復活の公算大だ。

民主党が政権をとった場合、自公政権の否定には草なぎ剛を地デジCMに復活させるのが費用対効果の意味で大きいからだ。こんどの民主党代表が鳩山由紀夫ならばやりにくそうだが、岡田克也ならば遠慮しないだろう。草なぎを復活させれば、確実にSMAPファンを民主党支持者に取りこめる。

草なぎ剛の扱いが政治に利用されるなんて思いたくないが、ポピュリズムの観点で考えると、こんなことまで頭をよぎってしまう。それにしたって、たかが全裸…の割りには事が大きくなりすぎましたね。

草なぎ剛の一件は「たかがそれっぽっちのことで騒ぎすぎ」の感が強いが自殺者の原因・動機で「失業」「就職失敗」「生活苦」「事業不振」の増加が著しい事は、大事です。大不況のあおりをモロに受けているものとして見なければなりません。

時事通信の集計項目と数字が目立つ記事は、単なる事実と見ておけばいい。自殺の原因から「失業」「生活苦」「就職失敗」「事業不振」をクローズアップした日経のもののほうが理解しやすい。読売のものは日経のものを長く書いていた感じだった。毎日のやつはコメントを載せ過ぎていて、核心を突くものがあったものの散漫になりがち。

この件、毎日新聞にあったコメントの一部は、中高年男性の自殺の本質をずばり突いていたので、文脈が不自然にならないよう修正を施したものを引用します。

中高年世代の男性は、正社員として就職しても転職に失敗するなど一度つまずくと、別の選択肢を探せないことが多い。「ワークシェアリングやワークライフバランスの手前に、給料が減り暮らしていけない現実がある。自殺の根がそこにある」
(山田昌弘・中央大教授)

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きょうの東京株式は、昨日のニューヨーク株式が「米国債格下げか?」の話に「4月の小売売上高減少」が加わって下げた影響があった上に、ドル安・ユーロ安(→円高)まで重なって外需比率の高い銘柄と、金融関連の下げがイヤでも目立つ形になってしまった。円高で上がるはずの電力株も、昨日ドカンと上げたあとだけに、さすがに下げてしまった。

その逆を行くのは、連結決算利益がトップに"なってしまった"NTT。全面安の展開で突破口をムリヤリ探していったら、NTTに矛先を向ける以外になかったと考えるしかなさそうです。しかし、NTTは寄り天であったことは否めない(3990で寄り付き後、すぐに4110まで跳ね上がる(09:08)。しかしその後は売りが徐々に出て大引けは3960△70)。
NTT連結決算利益の大部分を占めるNTTドコモはNTTに釣られる形で高くなった感じだが、決算が出て久しいので場中は高かったものの、大引けでは小安く終わってしまった(140600▼400)。NTTグループでも「電話」を生業としないNTT都市開発(81300▼3500)、NTTデータ(263000▼3900)は寄付きからマイナス圏を進んだまま大引けとなった。

"なってしまった"を強調するわけ、わかりますよね。

日経平均  9,093.73 ▼246.76
TOPIX    862.66 ▼26.09
JASDAQ    41.95 ▼0.06

きょうは、昨日のJPモルガン証券のニコンへの格上げにムカつかざるを得ません。昨日出たニコンの決算では、予想の範疇だったとはいえ、今期の営業赤字予想が出されています。きょうの下げは、全体の下げに倣って下げる分には仕方がないのですが、じゃあ「昨日のJPモルガンの目標株価引き上げ(1000→1800)」は何だったんだとなってしまう。一昨日ときょうの終値を比べると、キヤノンやリコーと比べても違和感がないのでなおのこととなってしまう。

オリンパス、シチズンは一昨日発表された決算を根拠に昨日上昇したのは理解できるが、ニコンの決算発表は格上げされたあとの昨日の場が終了した後。

結局、JPモルガンのニコン売り逃げのために目標株価引き上げをやったのか(怒)と勘ぐらざるを得なくなりました。

【12-14日の終値】
(13日が怪しい値動きのニコン)
ニコン   1439→1480→1356
(普通の動きに近いところ)
キヤノン  3370→3310→3150
リコー   1314→1286→1229
HOYA    1714→1687→1722
(13日の上げに理解できるところ)
オリンパス 1732→1943→1832
シチズン  470→513→510

この手の格付け疑惑は、依然として散見されるように思えてなりません。しかし、零細投資家の身では、こんな事も頭に入れて取引しなければならないんだと、考えさせられる一件でした。

きょうはこんなところで終わりとします。

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