慶應義塾大学535億円、上智大学110億円、早稲田大学28億円。私大、運用で評価損
今朝の日経に、運用資産評価損の記事が出ている。3大学の数字はいずれも今年3月末のもの。金融資産が軒並み下落した昨秋の影響が、こんなところにも現れている。
慶応は08/3時点では225億円の評価損だったので、1年で310億円評価損を膨らませる形になってしまった。上智・早稲田は08/3の数字がないので、08/3より悪化しているに違いないとしておきます。
昨年秋、駒澤大学(2008年11月19日報道、154億円の実現損失)、立正大学(11月21日報道、148億円の含み損失)と、大学の資産運用の失敗が報じられたが、その時点でも多くの大学で資産運用の失敗が表面化している。
11-12月に、ニュース記事を基に以下のようなものを書いていたので、リンクを載せておきます。
早慶も評価損を出した。(08/11/19)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1198.html
<駒沢大学>金融危機で154億円運用損…キャンパスも担保(08/11/19)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1197.html
18私大、有価証券含み損688億円…読売新聞調べ(08/12/21。含み損の額は08/3時点)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1199.html
株価指数で見ると、ここのところ「年初来高値に顔合わせ」ってことがよく報道されるが、今年の最高としても不況感が強い事には変わりも無く、去年と比較して含み損が増えるのは自然な成り行き。
大学の資産運用は、株式や債券を短期で売買する事が基本的にない上に、信用取引なんてやらないはずだから、含み損が出るのは自然な流れとなるだろう。ただ、慶応・上智・早稲田は、駒沢や立正のようにデリバティブのようなハイリスク商品に手を出しているとは思いがたい。よって、その辺は心配しなくてもいいかと思います。
都内の私大3強(2強+1)の件は、一般企業で生じている資産評価損と同列に見なしておけばよさそうです。陸の王者、さすがです。
大学がする資産運用ってやつも、どのみち運用会社に任せてやるはず。従って、ある程度大学側の意向を入れて行われるものの、大勢にはそむけない現実がある。運用者は宮仕えなので、どうしても限界が来てしまうということだ。
なお、ここでは国内に限っていますが、海外の大学や研究機関でも評価損が生じるに至っています。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
きょうの東京株式は、昨日のニューヨークがドカンと下げた割りには下がっていない…それどころか後場に入るとプラス圏に転じてしまった。
ドル高円安の流れもあったが、理由が歪んでいる。
1.国債の大量発行によって、さばききれなくなった
2.国債の金利が上昇したのに伴い、長期金利上昇
3.米長期金利が上がったので、金利差からドル買いに進んだ
1)→2)、2)→3)の理屈は正しい。しかし、米国債がさばききれない状態に至るって事は、政府財政の逼迫を意味することなので、「政府財政が逼迫した国の通貨がなぜか上がる」と奇妙な状況が起きているとも取れる。
各論では正論で、総論では異論のドル高の結果、輸出関連を中心に朝安からプラスに転じ出して、きょうの全体が高くなってしまったという感じです。国内事情にいまいちピンと来るものが無いので、きょうもアメリカ様次第なのかと呆れる相場でした。
日経平均 9,451.39 △12.62
TOPIX 895.59 △2.74
JASDAQ 43.62 △0.18
もしかしてって思うのだが、大口投資家による保有銘柄の入れ替えが進行してませんか?
個別銘柄ごとに指値買いも指値売りも大量に出されているので、相場全体を見ると膠着しているかのように見えてしまう。しかし、個別で見るとひそかにそんな流れが進行している感じも。確認したのは一部だが、その傾向が見て取れた。キヤノン/リコー、九州電力/東京・中部・関西電力が見て取れたところ。ドコモは14万以上での整理売りが終わったらしい。
•リコーがキヤノンと比較して奇妙なほど強い。キヤノンはどことなく整理売りの雰囲気が見られた一方、リコーは押し上げられている感じ。
•九州電力は5/22に2015の壁を下回ったのを最後に、今週は2015以下でしか推移していない。東電・関電・中部電には九電のような傾向は見られない。
•ドコモは140000と0100で大きな壁が作られていた。しかし、こちらは13時01分2150株のドカ売りに突き破られ(1402→1399)、その後は140000を超えないところで推移し続けた。結局、見せ板(取り消すつもりの指値注文)を出して、14万円以上での売り注文がさばききれたら、見せ板を売りで消して下へって流れだ。
たかだかケータイの限定された情報でも、この程度のことは読み取れました。
(ドコモの2150株については帰宅後確認したものです)
これが投信の設定と解除によるものだとしたら、なんとなく理解できるものです。
ここまでは、理解できたレベルの事を書きました。しかし、ときどき理解のレベルを超えることも起きるものです。
近鉄奈良線八戸ノ里駅のホーム手前の線路内で寝てしまった男子高校生の真上を電車が通過したが、引かれもせず無傷。運が良かったことは間違いないが、一生涯呆れられることなので、高校生の名前は出せませんね。
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-929.html
酒で失敗したといえば、東京ミッドタウン近くの公園(檜町公園)で深夜に全裸になってしまった草なぎ剛。きょうSMAP×SMAP収録で復活だったはず。明日は笑っていいともでテレビ画面に復活。酒での失敗、皆さん気をつけましょう。
きょうはこんなところで終わりとします。
今朝の日経に、運用資産評価損の記事が出ている。3大学の数字はいずれも今年3月末のもの。金融資産が軒並み下落した昨秋の影響が、こんなところにも現れている。
慶応は08/3時点では225億円の評価損だったので、1年で310億円評価損を膨らませる形になってしまった。上智・早稲田は08/3の数字がないので、08/3より悪化しているに違いないとしておきます。
昨年秋、駒澤大学(2008年11月19日報道、154億円の実現損失)、立正大学(11月21日報道、148億円の含み損失)と、大学の資産運用の失敗が報じられたが、その時点でも多くの大学で資産運用の失敗が表面化している。
11-12月に、ニュース記事を基に以下のようなものを書いていたので、リンクを載せておきます。
早慶も評価損を出した。(08/11/19)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1198.html
<駒沢大学>金融危機で154億円運用損…キャンパスも担保(08/11/19)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1197.html
18私大、有価証券含み損688億円…読売新聞調べ(08/12/21。含み損の額は08/3時点)
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-1199.html
株価指数で見ると、ここのところ「年初来高値に顔合わせ」ってことがよく報道されるが、今年の最高としても不況感が強い事には変わりも無く、去年と比較して含み損が増えるのは自然な成り行き。
大学の資産運用は、株式や債券を短期で売買する事が基本的にない上に、信用取引なんてやらないはずだから、含み損が出るのは自然な流れとなるだろう。ただ、慶応・上智・早稲田は、駒沢や立正のようにデリバティブのようなハイリスク商品に手を出しているとは思いがたい。よって、その辺は心配しなくてもいいかと思います。
都内の私大3強(2強+1)の件は、一般企業で生じている資産評価損と同列に見なしておけばよさそうです。陸の王者、さすがです。
大学がする資産運用ってやつも、どのみち運用会社に任せてやるはず。従って、ある程度大学側の意向を入れて行われるものの、大勢にはそむけない現実がある。運用者は宮仕えなので、どうしても限界が来てしまうということだ。
なお、ここでは国内に限っていますが、海外の大学や研究機関でも評価損が生じるに至っています。
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きょうの東京株式は、昨日のニューヨークがドカンと下げた割りには下がっていない…それどころか後場に入るとプラス圏に転じてしまった。
ドル高円安の流れもあったが、理由が歪んでいる。
1.国債の大量発行によって、さばききれなくなった
2.国債の金利が上昇したのに伴い、長期金利上昇
3.米長期金利が上がったので、金利差からドル買いに進んだ
1)→2)、2)→3)の理屈は正しい。しかし、米国債がさばききれない状態に至るって事は、政府財政の逼迫を意味することなので、「政府財政が逼迫した国の通貨がなぜか上がる」と奇妙な状況が起きているとも取れる。
各論では正論で、総論では異論のドル高の結果、輸出関連を中心に朝安からプラスに転じ出して、きょうの全体が高くなってしまったという感じです。国内事情にいまいちピンと来るものが無いので、きょうもアメリカ様次第なのかと呆れる相場でした。
日経平均 9,451.39 △12.62
TOPIX 895.59 △2.74
JASDAQ 43.62 △0.18
もしかしてって思うのだが、大口投資家による保有銘柄の入れ替えが進行してませんか?
個別銘柄ごとに指値買いも指値売りも大量に出されているので、相場全体を見ると膠着しているかのように見えてしまう。しかし、個別で見るとひそかにそんな流れが進行している感じも。確認したのは一部だが、その傾向が見て取れた。キヤノン/リコー、九州電力/東京・中部・関西電力が見て取れたところ。ドコモは14万以上での整理売りが終わったらしい。
•リコーがキヤノンと比較して奇妙なほど強い。キヤノンはどことなく整理売りの雰囲気が見られた一方、リコーは押し上げられている感じ。
•九州電力は5/22に2015の壁を下回ったのを最後に、今週は2015以下でしか推移していない。東電・関電・中部電には九電のような傾向は見られない。
•ドコモは140000と0100で大きな壁が作られていた。しかし、こちらは13時01分2150株のドカ売りに突き破られ(1402→1399)、その後は140000を超えないところで推移し続けた。結局、見せ板(取り消すつもりの指値注文)を出して、14万円以上での売り注文がさばききれたら、見せ板を売りで消して下へって流れだ。
たかだかケータイの限定された情報でも、この程度のことは読み取れました。
(ドコモの2150株については帰宅後確認したものです)
これが投信の設定と解除によるものだとしたら、なんとなく理解できるものです。
ここまでは、理解できたレベルの事を書きました。しかし、ときどき理解のレベルを超えることも起きるものです。
近鉄奈良線八戸ノ里駅のホーム手前の線路内で寝てしまった男子高校生の真上を電車が通過したが、引かれもせず無傷。運が良かったことは間違いないが、一生涯呆れられることなので、高校生の名前は出せませんね。
http://platinumhills.blog42.fc2.com/blog-entry-929.html
酒で失敗したといえば、東京ミッドタウン近くの公園(檜町公園)で深夜に全裸になってしまった草なぎ剛。きょうSMAP×SMAP収録で復活だったはず。明日は笑っていいともでテレビ画面に復活。酒での失敗、皆さん気をつけましょう。
きょうはこんなところで終わりとします。