2009年06月

小泉純一郎の地元・神奈川県横須賀市の市長選で、自民・民主・公明相乗りの現職を、前市議の候補が破ってしまった。68628対64147。
あああああ、って事が昨日起きてしまった。日本では現在、主だった政党といえるとことは上記3党と日本共産党で終わってしまうので、オール与党としても構わない形だ。それでも負けてしまう。政治不信はやはり深刻とせざるを得ない。

横須賀市長選 小泉元首相、威光薄れる? 吉田氏初当選 支援の現職敗北
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090629-00000045-san-pol

麻生太郎の失言を借りると「惜敗を期して」しまったことに。いや、「惜敗を喫して」しまったと言っておこう。

東国原英夫宮崎県知事や橋下徹大阪府知事、中田宏横浜市長などが最近蜂起する気配を見せているが、これはあくまで現在の政界不信の表れというところでしょう。

横須賀出身の有名人が誰かを考えてみた。やっぱり山口百恵だ。
彼女の代表曲「横須賀ストーリー」(1976)の出だしの歌詞を書いてみる事に。

これっきり これっきり もう これっきりですか

思いっきり宗教政党の公明党と手を結んでまで与党の座にしがみついた自民党では、安倍晋三・福田康夫・麻生太郎の短期政権が続いたのはただの悪あがきだったのかもしれない。半世紀以上続いた与党としての自民党は「これっきり」かもしれない。だからといって、鳩山由紀夫や小沢一郎の昭和自民党の流れを汲む者が主導する民主党も怪しい。結局前世紀の体制は制度疲労に陥っているんだなって理解せざるを得ない。
日本社会党(→社民党)は疲弊して既に主要政党とは言えなくなってしまった。公明党は所詮創価学会の圧力団体でしかないが、そんなことは公然の秘密なので党勢拡大なんてムリ。結局、新勢力に期待するしかないって結論を国民は下しているんですね。

五反田駅前で政治を叫ぶ松原仁(民主党衆議院議員)、コマ劇場跡前の噴水広場で政治を叫ぶ与謝野馨(自民党衆議院議員)よりも、五反田や歌舞伎町のホテルで愛を叫ぶアナウンサーやプロ野球選手の方が、永田町で麻生降ろしを合唱する国会議員よりも、阪神電車で六甲おろしを合唱する阪神ファンの方がよっぽどまともかもしれないと思える政局です。

横須賀出身には渡辺真知子もいる。デビュー曲「迷い道」(1977)の最後が、今の政局みたいです。

迷い道くねくね

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きょうの東京株式市場は、前場は電機・精密・半導体の一部が堅調だったって感じだった。ただ、あくまで一部。ニコン、JSRはドカンと高くなり、キヤノンは大幅安の寄付きを埋めてきたり、パナソニックは強かったみたいなところがあった一方、信越化学はドスンと売られ、シャープは大した事ないなど。後場はシンプルに前場比で全面安って感じ。
26日に引用した、6月締めのファンド運用成績のための力ずくの株価ってやつは、きょうも効いているように思えてならない。

半導体銘柄のファンド内でニコンやJSRは高くしなければならず、信越化学や京セラは犠牲になっている。それを感じたのが前場だった。

その一方、後場はシンプルだった。
「みずほFGが最大6000億円の普通株増資をするとの報道が伝わると、先物が先行する形で値を消していった」というのが、おおよその銘柄に当てはまるのですから。

結局、今日のところは解説を前場と後場に分けて考えないと訳がわからなくなる相場だったようです。

日経平均  9,783.47 ▼93.92
TOPIX    915.32 ▼11.48
JASDAQ    47.47 ▼0.21

こんな日は、合わせ技でものを考えると何がなんだかわからなくなってしまう。
高島屋は26日引け後の決算発表を受けてドカンと受けて寄付きから急騰したが、その後売りに押された(高値は9時40分の775、大引けは751△32)。
JSRは前場買われて10時50分には1602まで行ったが、その後は売られた(1548△25)。
ニコンは前場買われて、後場12時38分に1614まで行ったが、その後は売られた(1573△17)。
キヤノンは寄り付きではドスンと売られたものの、その後買い直されて、10時20分~11時はプラス圏に。しかし、後場は売られた(3160▼80)
トヨタは前場は小安い水準で推移したが、後場は下げ幅を広げた(3570▼90)。

例外は、公募増資を発表した大和証券グループだが、寄付きがストップ安ではどうにもならない(587▼81)。
糖尿病薬「SYR-322」に追試が求められて、少なくとも2年は上市が延期されることが27に公表された武田薬品は、思ったほど下げなかった形に(3700▼90)。前場から安かったから、後場に影響が及ばなかったとするべきなのでしょう。

市況なんて奴は多くの要因を合わせて考えるしかないのであるが、きょうはそれが見事に当てはまってしまった感じ。

きょうはこんなところで終わりとします。

けさ7時ごろに「マイケルジャクソン、呼吸停止で病院に搬送」のニュースを聞いたときはビックリしてしまった。8時前の時点では、現地の芸能誌、ロイターが未確認情報と断りを入れた上で「死亡」と報じていたが、正午前には確定。

30cmのLP、CD、カセット合わせて世界中で1億セット以上も売れたアルバム「Thriller(スリラー)」は、世界史上最も売れたアルバムとされるが、この記録は決して破られる事はないだろう。これは断言できます。なぜかって。これからはPCなどへのダウンロードが主流になるので、物体としての売り上げは縮退せざるを得ないからです。

※発売された1982年当時は、まだCDが世に出たばかりの頃なので30cmのLP盤が主流だった。その楽曲をカセットテープに録音したものも普通に売られていた。

オフィスでは、正午のNHKラジオのニュースを除くと、誰もやらない体操とか、18時に空調を切るとかの放送しか流れてこないので、世界中のFMラジオでマイケルの曲がヘビーローテーションになっていることなどわかるはずもない。TFM、J-WAVE、InterFM、FM横浜、NACK5、Bay-FMもそうに違いない。コミュニティFMでもそうなっているだろう。AFN(American Forces Network-米軍放送)でもそうだろう。しかし、国内のAMラジオは…お客さんが違うから考えにくい。NHK第一、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、RFラジオ日本、みんなそうなるだろう。

※FM放送局は上に書いたとおりだが、NHK-FMだけは訃報のような事態に対応できる番組が少ないので、ほとんど掛かる機会は考えにくい。生放送といっても、ニュース・天気予報と、NHK第一と同じ番組を流す「ふるさとラジオ」(PM0時台)と「ラジオ深夜便」(FMはAM1時-5時)の洋楽がめったにかからない番組しかないのですから。

フジテレビでは、19-21に追悼特番を放送。同局は金曜19-21のレギュラー番組が数字を取れないこともあるので、当然の処置でしょう。でも、他局では番組編成上、きょうは特番は組めない。鋭すぎます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000008-oric-ent

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きょうの東京株式市場は、昨日IT系を中心にドカンと上げた形の反動もあって、プラスで終わったとはいえおとなしく推移する形になっていた。どう見たってプチITバブルの様相を昨日示してしまったのですから。昨日のドカ上げの反動と、ニューヨーク株式の全面高が綱引きをしていたのが前場で、東アジアの上げに引っ張られたのが後場とするのがよさそうです。

今日は、時事通信が配信した記事の一部に、最近感じている事がそのまま出ていたので転載します。「不況下の株高」とするには違和感満載なのが自分の感覚です。昨日のプチITバブルはヘンだったし、きょうも担ぎ上げる口実を上海や香港に求めて上げたって感じしかないのですから。

【時事通信:6/26】
ただ、市場エネルギーは依然として低調で、「迫力不足」(中堅証券)の感が否めないのも確か。先物主導による前日の大幅高など、最近目立つやや不可解な相場上昇に、「株価は上昇しているが…」(前出の大手証券)と、首をかしげる向きも。6月は海外勢の多くが中間決算期末を迎えるため、「運用成績向上を目的に、力づくで株価を持ち上げているのではないか」(前出の中堅証券)との指摘も聞かれ、底堅い相場展開に疑心暗鬼な市場関係者も少なくない。
【ここまで】

日経平均  9,877.39 △81.31
TOPIX    926.80 △7.03
JASDAQ    47.68 △0.27

きのう出現したプチITバブルは、きょうは全然収まっていない感じ。
キヤノン(3240▼30)やリコー(1213▼18)は昨日の反動で素直に下げているが、昨日の格上げで上がったパナソニック(1,297▼6)は思いのほか下げていない。ニコン(1556▼8)には1555円防衛隊が出る始末で小幅安に終わる。NEC(379▼2)は下がったが富士通(521△9)は高い。オリンパス(2230△25)やコニカミノルタ(991△20)に至っては続伸と来ている。

電子材料色が強いところと、単純な大所を化学系から持って来ると、基本的に強めなのだが、信越化学は終日弱い感じに。

住友化学(432△8)三井化学(312△3)三菱ケミカル(404△5)
日東電工(2900△45)JSR(1523△59)SUMCO(1366△36)信越化学(4530▼20)

ソフトウェア関連はきょうはマチマチ。
結局のところ、最近続く不可解な相場が今日も続いたに過ぎないと思うしかなかった。

普段なら、競馬のG1前々日・前日は予想が一面を飾る東スポも、さすがにマイケル・ジャクソン死去の報が一面を飾った。裏一面と競馬欄を見ながら、宝塚記念の予想でもして頭を切り替えることにしよう。
きょうはこんなところで終わりとします。

ボーイングがあるかないか。昨日のニューヨーク株式は終わってみればこの一言に尽きてしまいそう。

ニューヨーク株式は、基本的にハイテク系が高かった以外にはネタがない。FOMCも大したネタが出なかった。結局、ボーイング787の件で下がったボーイング次第だったってことに。

米ボーイング、ドリームライナーの初飛行を再延期
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000922-reu-bus_all

ダウはボーイングで高度を下げた。一方、ススキノや横浜キャバクラ街道沿いのボーイングは今日も飛ばす人が出るだろう。hitomiのヌードは賞賛されるのに、磯山さやかは相手にされそうもなく、小向美奈子は白眼視される…「年中夢中」の知事じゃないので、止めておきます。2ちゃんねるのカキコになってしまいそうなので。

きょうの東京株式は上がりそう。基本的に上げだったニューヨーク株式だった上、長期金利上昇でドル高方向に向かいそうだからだ。キヤノンは配当ただもらいになる公算すら出てきている。

今朝のカキコは以上です。

窓口や工場のラインでもないのに、定時出社を強要する腐ったオフィス。
肉体的な疲れはそれほどないのだが、精神的な疲労は過大になってしまう。
そんな訳で、今日はオフィスに向かうのを止めてしまいました。

ライフワークバランスといいながら、社畜化させる現実。終わってるわ。
上からの命令で朝礼をやらされているが、現場ではやるきなどない。したがって、特に告知するべきことでもない限り30秒起立をするだけで終わっている。実にバカバカしい。

そんなわけで、きょうは山手線で不機嫌な時間を送っている時間にブログを書いています。疲れがどっと出てしまっているので頭が回っていない。困った。

トレーディングツールで株価の板情報を俯瞰できるのは見られるのはありがたいものです。ケータイのショボイ画面では「個別」を見るのがめい一杯の上、1つの操作ですら時間が目に見えて多くかかるのでやってられない。

昨日はパナソニック・リコー・信越化学の奇妙な株価の動きがあったが、今日は富士フイルムにそんな気配が。ストップ安気配から数分後にストップ高気配に。東京エレクトロンは大して動いていないと思ったら、ストップ高買い気配に。こんな動きもPCでは簡単に分かる。ケータイの限界どころか、オフィスに向かうことへの空しさを強く感じる次第です。

きのうのニューヨーク株式は高く終わった。これは単純に自立反発としておくのがよさそう。日本航空(JAL)に政府緊急融資とか、エルピーダメモリが公的資金300億円申請へとか、ネタはないわけではなさそうだが、ひさしぶりに株式取引に専念します。

半導体系の銘柄が今朝は強そうです。

今朝のカキコは以上です。

昨日のNHKテレビのためしてガッテンではうつ病のことを取り上げていた。
しかし、中身はきわめて薄かった。

クスリが効かない人がいるだって、当たり前だ。抗うつ剤なんてやつは何十種類もあるのだが、そのことをスルーしているのだからまるで説明になっていない。風邪薬・胃腸薬・水虫薬のようなものでさえ多数種類もあることを考えれば至極当然なことである。

クローズアップ現代から流してみていたが、アホらしくなったのでザッピング。W杯予選の1位決定戦を見るに至った。日豪それぞれの1点目は見なかったが、豪2点目の瞬間は見た。その後のメルボルンの雰囲気はなんとなく安堵感に包まれていた格好になっていて、緊張感が薄れる状況に変わっていた印象を受けた。

昨日は、「育児休業から復帰したら降格・減給」の件で度が過ぎた要求を出したバカ女のことを書いた。この手のバカにホイホイとカネを出すようなやつは残念ながら散見されるのが現実。生活保護の不正支給が後を絶たないのと似た構造だ。こんなのに大切な給料や税金を使われてはいい迷惑でしかない。
その一方で、本当に困窮している人に救いの手が差し伸べられない現実がまた起きてしまった。

生活保護打ち切りの53歳衰弱死、再受給問い合わせ後
6月18日9時25分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000108-yom-soci

三重県桑名市で、生活保護を打ち切られた一人暮らしの男性(53)が今年4月に栄養失調で衰弱死していたことが17日、わかった。

この日の同市議会一般質問で取り上げられ、市側は「今回のケースを重く受け止め、このようなことが二度と起きないよう、最善の注意を払っていきたい」と答弁した。

バカ女は月20万円の減収とほざいていたが生きるに困る事はありえない。月20万円あれば、日本の物価でも確実に何人かの栄養失調に陥った人は救えるのだ。
本当に生活困窮している人には救いの手を差し伸べなければならないのだが、自治体の財政問題でなかなか適わないのは理解せざるを得ない。しかし、豪華な市庁舎、立派な公民館、いみねー議員視察なんかにカネを掛けるぐらいなら、生活支援の方にカネをまわすべきだ。長野県のリニアルート捻じ曲げ要求や静岡富士山空港、国営マンガ喫茶のようなやつにカネを出すぐらいなら、真の生活困窮者支援にカネをまわしたほうがいい。

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きょうの株式市場は、きのうのKYな上げがあったところに、円高があって、輸出系の銘柄を中心に「手じまい売り」が出まくった感じ。怒涛の下げを見せたところが続出した。キヤノン・パナソニック・ソニー・京セラ…ムチャクチャです。

日経平均  9,703.72 ▼137.13
TOPIX    911.21 ▼11.82
JASDAQ    47.38 △0.16

「手じまい売り」となると、見境などなくなってしまうので、売り対象になっていたであろうところには、周辺から見て明らかに売られすぎの奴も現れる有様だった。確認できたのはリコーとコニカミノルタ。ムチャクチャというか、やり過ぎです。

【リコー】
1269(前日の終値)→1209(始値9:13)→1168(安値10:42)→1206(引値。▼63)
【コニカミノルタ】
985(前日の終値)→935(始値9:20)→904(安値10:22)→928(引値。▼57)

寄り付き前の気配から異様な雰囲気満載だった。パナソニックやキヤノンが一時プラス圏になったのも異様だったが、信越化学がストップ安(4230円の500円安)→4800円(70円高)に乱高下してみたり、リコーがストップ安気配(1069円の200円安)になってみたりと、ケータイのショボい液晶画面の検索結果でもわかった次第。

リコーやコニカミノルタはおととい16日にドカンと下げる流れを見せたが、それに続くものだった。
もしかすると、事務機やコピー機の比重が高い両社が狙い撃ちにされたのか…」「キヤノン売りリコー買い」の裁定取引は16日に取り上げ、17日に取りやめとしたが、18日にまた復活の運びとなってしまいました。

きょうはこんなところで終わりとします。

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