2016年10月

広島東洋カープが、今季限りでの引退を表明した黒田博樹投手の背番号「15」を永久欠番にする方針だとか。
栄光よ永遠なれ、ということでいい。わかりやすい。

三島奈津子なるセクシー女優がいる。最近、ある程度売れそうな人につけられる源氏名は、奇をてらわない普通の名前が多いようだが、これがどうもフジテレビ系芸能事務所所属・小島奈津子の「小」の字を90度回した以外はそのままと気が付いてしまったときは萎えてしまった。わかりにくい。松友伊代、飯島恋、倉本麻衣、鈴木えみ、三浦恵理子、滝沢クリステル…これぐらいにしてくれ。水戸麻美、佐藤綾子、ウド由美子、大江戸麻理子、三池百合子…バッタものならいくらでも作れる。「田辺まりな→渡辺満里奈→渡辺真理」三段活用まで思い出してしまったでないかい。

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ハッピーマンデーのような「記念日シフト」があるんだから、10月末日から10月最終土曜日へ「ハッピーハロウィンサタデー」にしたってええじゃないかと思えてしまう。クソまじめに日付通りにやるのはクリスマスと元日ぐらいでええじゃないか。年末年始休暇はいいとしても、観光施設のアイドリングを増やすばかりの一斉休暇や「プレミアムフライデー」なんてものを押し付けるより、労働時間の集約&「デフラグしてない休日のデフラグ化」をやりやがれ(怒)。

日本式「なんでもありハロウィン」の起源が大阪USJって話を聞いた。
その後、日本版「ハロウィン」の起源がバブル崩壊当時、【三洋証券→北海道拓殖銀行→山一證券】悪夢の金融機関破たんドミノ11月直前の1997年10月、川崎駅東口一帯で始まったと聞いた。
でも、日本版「ハロウィン」の起源は、1997年10月31日の「ディズニー・ハッピー・ハロウィーン」@東京ディズニーランドとも。

デビル・ゴースト出現が図らずも、【三洋証券→北海道拓殖銀行→山一證券】悪夢の金融機関破たんと、東京23区から川を越えた先の【川崎駅東口&東京ディズニーランド】ハロウィンで掛かってしまうみたい。

なんか、バブルがはじけたが「バブル崩壊」と「バブルガムブラザーズのブレイク」とかかってしまった1991年のお話のような話に似ている。

全然株式市場と関係なさそうなことを並べてしまったわけだが、そんなハロウィン真っただ中の週末、それなりにネタが入ってきた。

①日本時間土曜午前2時あたりに、「ヒラリー私用メールでFRBが捜査」と報じられたらしく、ドル独歩安とNY株価指数安が発生した

②日曜日の日本経済新聞で、JALの業績観測記事が掲載された。4-9月期の営業利益が前年同期比2割減の950億円、通期でも営業利益が数百億円程度下方修正の可能性と

頭が痛かった。いくら、保有先の一つ・アステラス製薬の自己株式取得が31日から始まると知っていて少しはお気楽だったとはいえ、①②の件は自分に直撃するのでやめてくれぇ。

そんなこんなの後の今日の東京株式市場については、「話が違う!」ばかりだった。
一般に相手にされる株価指数は、気持ち悪いぐらい動かなかった。個別の上げ過ぎ・下げ過ぎを加重平均してしまったら動かねぇ。

タイヤが逝った、原油が逝った…みたいな、商品市況云々のお話を除くと、基本は業績発表の良し悪し次第になるはずと思いたいが、また「矛盾山積」の流れと化してしまっていた。

「配当高利回りもタコ配、PER40倍台」武田と「配当利回りは2%程度だがPER16倍、ついでに自社株買い開始」アステラスが枕を並べて大幅安とか…訳が分からなかった。

タイヤが逝った…はいいのだが、住友ゴムだけは逝かない。訳が分からない。

昨日の日経記事を反映して、JALが安く寄り付いたのは事実だが、その後下げ幅を縮め、終わってみたら3096△3って一体?

こんなのばっかりだった。

日経平均 17,425.02 ▼21.39
TOPIX   1,393.02 △0.61

場中の流れも「話が違う!」だったが、場が終わった後の決算発表や予想も「話が違う!」。

【JAL】
15時ちょうどにJALが決算発表を出してきた。日経ふざけるな!と怒り爆発。
4-9月期営業利益
(日経)950億円(正式)924億円
通期営業利益
(日経)2010億円に対して数百億円程度下方修正の可能性
(正式)2010億円→1700億円と340億円下方修正
営業利益減額の根拠
(日経)欧州路線が相次ぐテロの影響、人件費は賃金引き上げで年間210億円
(正式)セグメント別損益がサッパリ載っていないので判別不能

営業利益の上期実績は日経以下だったが、通期の「数百億円程度下方修正の可能性」については、売り煽りにしかなっていなかった。ついでに、倒産直前の巨額赤字に対する「法人税赤字の繰り延べ」を受ける最中であるJALで、自己株式取得に動くなどと考えられるはずもない。

うがった見方だが、「JALの自己株式取得が始まる前に、最後の仕込みに協力しやがった」口利き圧力のようなアコギさを感じざるを得ない。

【東芝】
12時30分公表の業績見通し上方修正(4-9月営業利益700億円→950億円、最終利益850億円→1150億円)…
「フラッシュメモリーの過熱暴走」が主因と考えればその通りなのだが、「賃金カット」「社長でさえグリーン車を使うな(?)」「協力会社にコストカットを押し付け」の効果の方が大きいんでないかい?
パッと見ではわかりにくいが、去年の決算で払ったのは「チャレンジのつけ」だけじゃなくて「将来の損金」先食いもあったように思えてならない。
権力にしがみつくに任せるわがまま放題がゴリ押した「巣食ってやれシャープ」が「巣食ってやれ東芝」に変わっただけで、利益かさ上げやりたい放題の様相と思える。業績見通し上方修正のベクトルだけは認めるが、総数については「かさ上げやりたい放題」で過大と考える以外にない。
「かさ上げやりたい放題」のもとではあるが、まだ上方修正発表がない通期最終利益のもとでは、下期だけの最終損益は150億円の赤字となってしまう。ストレートに考えたら、常識的にありえない。
まさかとは思うが、爆製造中国による品余りと、ギャラクシーノート7製造中止のブランド価値回復のためのダンピングをやりかねない爆発韓国サムスンとに引きずられて、「フラッシュメモリーの価格暴落」を見込んでいるとできないこともない。

「チャレンジ」をやめても「ずっとウソだった」と、フクシマ3号扱いされても不思議ではない、グロテスクさを感じる。

とにかく、やりたい放題ばかりで、怒りを感じる。

今日のカキコは、以上です。

昨日未明にポケモンGOのパラメーター変更が実施されたらしい。
コイキングが現れくくなった代わりに、ゴースト、デビルが大量発生!

なんでだろう…

たぶん「ハロウィン」イベントらしい。

★★★★★

高木美保、高樹沙耶容疑者逮捕で“飛び火”心配

これで済むかと思っていたら、容疑者の元夫関係でも“飛び火”心配

中西保志、中西圭三で“飛び火”心配

すみません、「高畑容疑者の姉と間違えられた女優は、高畑容疑者の母がMCを務めるテレビ番組に出演していた」みたいなトバッチリの話で。

シャレで中西保志公式ブログをみたら、中西保志、中西圭三が共演するコンサートが多数登場していた。

11月3日に相模女子大学で辛島美登里/沢田知可子を加えた「アラフィフ」だろ「アラウンド40」

12月4・5・6・8・9・10・12日に中国地方で沢田知可子を加えた3名で「青春のベストヒットコレクション」

ゆるーい歳時記はこんなところで。

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昨日は、完全に「寝落ち」で書くことなく終わってしまった。

バブル崩壊の時期以降、小型印刷機(コピー機とプリンター)×デジカメの両輪で稼ぎに稼ぎまくってきたキヤノンが、そろそろ両輪とも普及期に差し掛かり、利益が中期的に低下傾向とならざるをえないことが26日の決算発表であらわになってしまってドスンと落ちたとか…

昨日はこれぐらいしか書けそうなネタがなかった。

今日の東京株式市場については、もう少しネタがある…といっても「決算次第」「リバランス次第」の2題でほとんど片付けられてしまう。

【花王】
27日に発表した決算で、1-9月の連結営業利益は△19.4%であったとはいえ、7-9月期の連結営業利益が▼4%と、最近続いてきた四半期決算の対前年同期比2ケタ増益の流れから反転する形になったのが効いてしまって、今日は寄り付き前から大量の売りを浴び、3回目の呼び値更新で寄り付いた(5489)後、ほんの2・3分はナニコレ安いと下値拾いの買いで下げ幅を縮めてはみたものの、その後は売り物の波に押されてどんどん下値を繰り下げるばかりだった(5418▼325)。日経記事による「7-9月期の減益理由」を読んでいれば、こんなにドスンと下げるような売りになるとは思えないのではあるが、花王のような「消極的に一般ピープルが選んでしまいがち」な銘柄では、客観的な記事に手を伸ばせる人は相対的に少なく、「(手数料欲しさの)格下げ」かっこの中を無視した恐怖にろうばい売りされがちとなってしまう。そうでなくても、逃がせられなかった「(19日に終わってしまった)自社株買いの上げ見込み買い玉」を損切り大量投棄もあったように思える。

【富士フイルム】【アンリツ】
自分的にはとくに何にもないが、今期下方修正が効いてしまったらしい。

【アステラス製薬】
12時発表の自己株式取得発表が全てだ。
今日は医薬品セクターの上昇率△1.08%は、TOPIXの上昇率△0.75%を超えていることからもわかるように、医薬品セクターの上げに倣った上げを見せた前場だったのだが、お昼休みの12時ちょうどに、

①日経観測記事の4-9月連結営業利益1600億円よりは下回る1570億円、通期は以前の会社発表を上方修正(2670億円→2740億円)
②12月22日までに最大500億円/最大3000万株の自社株買い発表
③ドイツのバイオ医薬品企業を買収・完全子会社化する

の3点セットを公表した。①はほぼ既知事項なのでスルーだろう。③は将来が未知数なのでスルーとしかならない。消去法で②が効いたとなってしまう。1585.5(△35.5/△2.29%)と、医薬品セクターの上げを上回った最大の理由は、②しかない。

【TOPIXリバランス】
よくわからん。「×アベノミクスで景気が良くなったから株があがった○GPIFや日銀に株を買わせたから株があがった」の取り繕いのためか、「表向きは利益還元、本当は株価下支え?」自社株買いが激増してしまい、自社株買いをあまりやっていない金融株がTOPIXリバランスの買いで上がった?

と一瞬思ってしまったは、三菱UFJ、MS&AD、SOMPO、野村などパーセンテージの意味で大量取得したところが相次いでいたので、仮説が潰れてしまった。金融株の上げについては、TOPIXリバランスが理由じゃなくて、経営危機説が漂うドイツ銀行が7-9月期でまさかの黒字決算が原因らしい。

ドイツ銀行黒字決算→欧州金融危機懸念後退→ユーロ高だから円安→日銀がマイナス金利深掘りしなささそう→収益減懸念後退だから上げ

金融株上げの理由、多段論法だから実に分かりづらい。

TOPIXリバランス…それでどーなったのか、サッパリわからない。

日経平均 17,446.41 △109.99
TOPIX   1,392.41 △10.40

自分だけのことを書くなら、今日は【信じる者は救われる】だった。

アステラス製薬は、自社株買いを発表してくるだろうと買っていたが、今日その通りとなった。

だろうと思っていた根拠は以下の通り。

①今年に入ってからの多額自社株買いラッシュによる順番待ちからか、今期はまだやっていない
②6月の株主総会での承認を得て、「別途積立金」「退職積立金」合わせて3668億7000万円を、自己株式取得にも使える「繰越利益剰余金」に振り替えた
③株主説明会資料でわざわざ、2005年4月の合併以降の毎期、総還元比率70%以上を継続してきたとか、今期はまだやっていない自己株式取得、取得済み自己株式消却を触れていたとかの事実
④当初は数百億円規模とされた、化血研の事業買収が流れた

ただ、発表を受けての上げについては不満だ。
太平洋セメントは翌営業日に10%上げ、オリックスは翌営業日に8%上げた。
その一方、お昼休みに発表したアステラスと言ったら、前場終値1567に対してMAXでも2%弱(1598)しか上がっていない(T_T)

上がらないよりはマシだが、ちょっとしょぼくありませんか!

せめて、週明けは1600回復して下さい。

今日のカキコは、以上です。

今朝の中外製薬…下手なアフィリエイトなんてかるーく吹き飛んでしまうような値動きだった。
昨日16時30分に出された、2016FY3Q決算発表で、前年同期比営業利益▼12%、最終利益▼10%と出された事を真に受けて、「うっかり八兵衛」が「短気は損気」「急いては事を仕損ずる」と「狼狽投げ売り」を演じてしまった形だった。
いかにも「隙あり」だった、そんな投げ売りに買い向かったら、下手なアフィリエイトは逃げ出すような利益が出てしまった。あくまで下手なアフィリエイトが逃げ出す程度の。

特に根拠はないが、トヨタ自動車、パナソニック、NTTドコモ、花王、南海電鉄、東京電力など網を張る東証上場銘柄の中に、中外製薬が混じっている。9時過ぎ、中外製薬に「売り気配で値がつかない!」状況を見つけてしまい、買い注文を出して約定後に値が上がり、利益確定売りができてしまった。その金額が「下手なアフィリエイト」を上回る程度。

中外製薬の3Q決算がなんで「うっかり八兵衛」「短気は損気」「急いては事を仕損ずる」につながるかって? 2016FYの減益予想の値は、1月28日に発表された2015FY決算に合わせて公表された数値から全く変わっていないんですから。減益レベルが既定路線のレンジ内なのに投げ売りって…

今日の中外製薬の終値は3490円、前日比80円安だった。この結果だけでは、単純に「決算失望売り」で片づけられてしまうが、9時5分寄り付きの3430(-140)、その8分後の3390(-180)を見てしまうと、「ろうばい売り」から持ち直したとするのが筋だ。

★★★★★

綺麗事で書いてしまうと

「目の前の数字だけでろうばい売りしてはならない」
「恐怖や扇動に騙されてはならない」

となってしまうが、これはてめえの戒めとしてオシマイ。

勝負事でも商取引でも交渉事でも、多種多様な日常生活でも言えることだが、
「他人のミス・エラーに付け込めれば利益が大きい」
現実がある。今朝の中外製薬ブン投げを拾えて、アフィリエイトのセールスコピー「晩ごはんのおかずが一品増えます」ぐらいはできてしまった。

★★★★★

今朝の太平洋セメント…想定外の自己株式取得発表が昨日15時にあったことを受け、今日は寄付きから買いが集中し、始値でいきなり△11%弱の上昇を見た。ただ、自己株式取得と同時に発表された2016FY2Q決算は、従前とめぼしい変化がなかったため、「急いては事を仕損ずる」自己株式取得パブロフの犬買い注文がさばけてしまった後は、ロケットスタートに対する失速のような形で進んでしまった。

★★★★★

投資家と名乗るのもおこがましい面々の中に、「日本郵政」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」の失敗に懲りず「JR九州」IPOゲットに必死こいた面々もいたに違いない。でも証券会社に客評価ポイントを付けさせるための高手数料取引やら、多額の預け金を置いておくことやら、担当営業へのご機嫌伺いやらを考えたら、何も必死こいてIPOゲットに動かなくてもと思えてしまう。今朝寄り付きでの中外製薬の「やり過ぎ」棒下げのような、見つけた「やり過ぎ」への反対売買に動いたほうが、儲けにつながるように思える。

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今日の東京株式市場については、ごく単純に「決算次第」「ニュース次第」と書きそうになるような値動きだったのは否定しない。

太平洋セメントは自己株式取得発表で上げ
キリンと日本コカ・コーラグループが資本提携の報を受けて上げ
アサヒGHDは中国子会社の株式評価損計上の報を受けて下げ

でも、微小なところでは「三段壁」「ガラスの天井」のようなものが忌々しかった。

JR九州には「三千壁」、JALには「三千百壁」、トヨタには「六千超壁」…忌々しかった。

物好きな書き方になってしまうが、アステラスには「壱拾萬乃六拾四分乃壱壁(→100000÷「2の6乗」、1562.5の壁)」なんて、アルゴリズムしか理解しないような忌々しい物まで見つけてしまった有様だった。

日経平均 17,391.84 △26.59
TOPIX   1,382.70 △5.38

書こうと思っていたことが、どんどん蒸発していく…
全ては、世間のしがらみから「本業」扱いの辱めを受ける、拘束のせいだ。

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不動産バブル崩壊当時は、23時過ぎが「決戦は金曜日」だった。
でも、今週は12時過ぎが「決戦は金曜日」。アステラス製薬からプレスリリースが出されるかどうかだ。乞うご期待。

今日のカキコは、以上です。

JRの北と南で明暗がくっきりと分かれた1日だった。

北の北海道は暗だ。輸送密度が低い区間を、バス転換で廃止にする意向と報じられた。留萌線の残存区間(留萌=深川)、札沼線の北部(北海道医療大学=新十津川)、根室線の一部(富良野=新得)がその対象。留萌線、札沼線については「足切り」みたいなイメージなのでわかりやすいが、根室線については滝川=根室間の途中なので分かりにくい。

根室線の一部(富良野=新得)が対象になった理由を探ったら、以下の2つとなった。

①札幌・新千歳空港と道東の間を結ぶ鉄路は、1981年開業の短絡線・石勝線にとって代わっている
②8月31日に襲来した台風10号の被災で、東鹿越=新得の被害が甚大で、復旧工事に取り掛かる場合でも来春以降

客が少ない、代替手段がある、ヤメタ。それが富良野=新得だ。

JR北海道は、旭川電気軌道や夕張鉄道のように「昔は鉄道会社だった」と化すとは考えにくいが…

南の九州は明だ。でも、利益構造は「不動産投資業」。
今日、晴れて東証1部に上場した。

ここは市川紗椰や松井玲奈のように「鉄」を語る場所ではなく、川合俊一や杉村太蔵のように「株」を語るところなので、九州新幹線だのななつ星だのは書かない。

今では「IPO=暴騰」なんて必勝法はなくなったが、上場直後の初値は、上場直前の売り出し価格より高いことが多いことに変わりはない。JR九州も売り出し価格より高く寄り付いた。

売り出し価格2600円
初値3100円(09:36)
高値3120円(09:37)
安値2908円(12:30)
終値2990円

とりあえず、平穏に上場初日を終えたわけだが、先々を考えると「三菱自動車の亡霊」がどうしても浮かんできてしまう。

JR九州が東証1部上場を果たしたのは今上天皇の生前退位が取りざたされる2016年10月25日。
三菱自動車が東証1部上場を果たしたのは今上天皇の病状が取りざたされた1988年12月5日。

三菱自動車の初値は、その日の大引け1440円。以降、1440円を付けたことは全くない。過大評価からの下落、バブル崩壊、USO800、燃費集計偽装…「10株を1株へ併合」した後ですら1440円に達したこともない。挙句に「うなだれて地面を見る」失態で後悔する実態まで。あゝ。
JR九州の高値は、初値を付けた1分後。株価指標的には本州3社と大差なしであることに加え、成長性も本州3社より厳しい。ついでに、世界中の超低金利で投資マネーバブルが起きている現実まである。ドイツ銀行ショック、中華バブル崩壊の恐れまである。初値1分後を超すことはあるのか?

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今日の東京株式市場について、一般には「JR九州上場」ばかりを煽るんだろうが、リクルートやLINEの時と比べたらどーってことはなかったでオシマイ。「年賀状頼りの日本郵政」「ゼロ金利直前で日本国債利ザヤで儲けるビジネスモデル崩壊のゆうちょ銀行・かんぽ生命保険」の時と比べたら全然マシだが、JR九州にそんなに輝かしい未来があるようには見えない。

基本的には

○TOPIXが9月30日、NK225が9月23日にゴールデンクロス(13週移動平均線と26週移動平均線が交わる事)を達成しているから総論では買いだぁ
○各論では業績報道や決算発表で動け

で進んでしまった感じを受けた。

「業績報道や決算発表で動け」はそのまんま。
「ゴールデンクロスだから買い」は、海外発金融不安懸念をどーするんだよ。

豊洲の(石川島・播磨のローマ字表記に、重工業の英熟語の頭文字を取った)IHIや、(ジャパン・スチレン・ゴムの英単語表記の頭文字を取った)JSRが業績発表で下げたことはすんなり書けるのだが…

日経平均 17,365.25 △130.83
TOPIX   1,377.32 △9.71

とりあえず、決算発表日程のせいだと思うが、今月に入ってから新たな自己株式取得のプレスリリース発表が少なすぎる。今月に入ってからめぼしいところで新たなのはオンワードと太平洋セメントぐらいしかない。木曜・金曜で多数おかわりとなるようには思うが、今年は「抗・原油相場下落のしわ寄せ」「抗・ブレグジット」で自己株式取得が出がらしになっている気配もある。そのせいか、ここ何日かめぼしいところで自己株式取得終了が相次いでる傾向まである。

それでも、まだやっていないところを探そう。

今日のカキコは、以上です。

JR九州の線路が通過する鹿児島市喜入町生まれのドラえもん「スネ夫」声優が、JR九州上場目前に亡くなられた。

マツダスタジアムがある広島市で生まれた俳優が、SMBC日本シリーズで広島優勝(?)を前に、亡くなられた。

合掌。

卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍

昨日、宇都宮城址公園の近所で自宅を焼き、城址公園で爆発物自殺を決行しやがった元自衛官の老人男性…迷惑を通り越して拡大自殺するんじゃねぇ。巻き添えを食わされた形の中学生3名へどう償うんじゃ(怒)。

11日、生ごみを集積所から持って行ってまで肥大化させられた福島県郡山市にある「ゴミ屋敷」で失火の末、全焼してしまったとともに、焼死してしまった元NHK職員がいた。かつて4軒もの「ゴミ屋敷」を保有していたと聞いてはいたが、失火1軒と「ゴミ屋敷」3軒…大迷惑じゃ。

「コネ入社じゃない人へ過重労働しわ寄せ」電通や「ホテル暮らしかつ過重労働」関電の過労自殺については、即日じゃないあたりに「国策報道」の気配を感じざるを得ない。「吉原の女性従業員にお手入れ」のような異常なタイムラグを感じざるを得ない。その一方、元自衛官や元NHK職員については「国策」など不要で、「見せしめ」にするしかない。怒り炎上…当然です。

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今日の東京株式市場は、基本は「日銀砲発射」だけだった模様。
良くも悪くも決算報道…の取引を除けば、心ここに在らずなんて雰囲気だけだった。

そんなことで、メインディッシュはここまで。

日経平均 17,234.42 △49.83
TOPIX   1,367.61 △2.32

サイドメニューだけ…って感じになります。

タイムワーナーが、AT&Tに買収されると22日にプレスリリースが出されたことを受け、これらの類似業種で、本日現在で法的に外国人保有比率の制限に引っかかりそうもないところとなるNTT持株会社、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクGあたりに少しは反応があるかしらと予測しては見たが、サッパリだった。今日、通信4社で一番上げ率が大きかったのはKDDI(3077△23)だったが、実は先週金曜日に米ベライゾンの期待外れ決算に引きづられた反動でしかないので、タイムワーナーAT&Tとは関係が薄そう…

タイムワーナーの件は、一般ピープル向けニュースショーでさえ取り上げられていたので、知るのにそんな手間はかからなかった。

その一方、正式な決算発表が出る前の、「業績報道」については、日本では日本経済新聞しか取り上げないようなイメージがある。日経以外の新聞、テレビ東京までを含めたテレビ局では「決算発表」に対してコメントという名の添加物を付けて流すが、「業績報道」について流す気配は感じない。

今日は、見落としてしまった「業績報道」について書かなければならない。

土曜日の日経に、以下の記事が出ていた。

アステラス、4~9月営業益最高の1600億円 がん治療剤伸びる

アステラス製薬の2016年4~9月期の連結営業利益(国際会計基準)は1600億円前後と、前年同期に比べ2割ほど増えたようだ。14年3月期に国際会計基準に移行したが、それ以前の日本会計基準の時期も含め、4~9月期として最高益だった。主力の前立腺がん治療剤「イクスタンジ」などの販売が海外で伸び、市場予想平均のQUICKコンセンサス(18%増の1569億円)も上回った。(以下略)

実は、土曜日の新聞紙の日経を手に取って見てはいたが、記事にほとんど意識を払っていなかった。
ついでに、「やじうま新聞」を起源とする、早起きワイドショー印刷新聞クリッピングみたいなところで、「業績報道」なんてことごとくスルーされる。唯一「業績報道」を取り上げるのはテレビ東京だが、そのテレビ東京で週末に印刷新聞クリッピングはなく、月曜日に持ち越ししようにも「土曜日の印刷新聞」はスルーされがちときてしまう。

今日、アステラス製薬の株価は、市場平均の△0.1~0.3%から上離れした、△3.54%だった。
その理由は、一には「4~9月営業利益1600億円」、二には既発の前立腺がん薬イクスタンジの良好な臨床データを米FDAが採用したこととなる。【二】の件はFDA採用以前から知られていたようなので大した材料にはなりにくいが、【一】の件は確実に効いた。だが、一昨日の新聞記事を、覚えていられる脳がない(T_T)

株価指標的に、先週金曜日の終値1525は割安感強過ぎの感があったアステラス製薬だったので反発当然と思うが、そこに4-9月営業利益が、最後の会社公表予測値1500億円を超え、1600億円前後とされては、市場平均の騰落率から上放れして当然といえば当然だ。

日本経済新聞社がかかわるもののうち、「日経平均株価」は日経ブランドを汚すと否定的にみている自分ではあるが、よその新聞社や通信社が取り合おうとしない「業績報道」は要注意とみている。日本経済新聞で見るべきところは、段ボールやスクラップやなんやらの「商品市況」と、企業リークの気配がする決算発表直前の「業績報道」、それと本気の競馬予想の3点です。

今日のカキコは、以上です。

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