株式

日本の上場企業では、2023年10~12月期の決算発表が続いている。

オムロン、住友化学、逝ったぁ…とか阿鼻叫喚のところもちらほら。
どちらも、事業構造の問題である。

オムロンの今期純利益が▼98%なのは
「半導体や電池、中国など特定の業界や市場に依存していた(影響が出た)」
とのこと。半導体は23FYでそーだったと考えればよさそうだが、中国は…って感じ。

住友化学は2450億円の赤字。
構造改革費用での1400億円、住友ファーマでの1340億円の赤字はいくら今期限りとはいえ…

そんななか、資生堂の決算資料を見た。
MBAお得意の、粉飾とまではならないものの、厚化粧で絶好調と見せかけるうさん臭い「力強い」ワードがまたもやちりばめられ

資生堂の24FY予想を見た。その根拠になる前提を見て、嘲笑するしかなかった。

日本のインバウンド、中国

「処理水影響は1Qまで続き、2Q以降に回復」

テレビを見ないのは勝手だが、ニュースも見ないような、Cookieのせいで
あなた好みの情報しかスマホで見ない情弱さん相手にしか通用しない屁理屈ですわ。

ただでさえ'10sの世界中観光公害で不快感を持たされていたところに、

2020年1~2月にCOVID-19で情弱以外の世界中に強いトラウマを植え付けることとなった
「情報弾圧」が加わり、

北京2022オリンピックの最中に勃発したロシア暴君のウクライナ侵攻で「共産圏C21」が先鋭化し

その結果、「もしトラ」×「プー」の二極化が先鋭化してしまっているのが24CY。

その先鋭化の結果、'20sに「地政学リスク」ということで中国にある西側企業のハイテク・素材工場は撤退が相次いでいて、その代償として日本やアセアンなどへの工場新設・増強が起きていたりする。当然のように中国での総生産が減り、雇用も減る。最近の「大卒寝そべり族、若年層失業率肥大化」はそんな結果。

中国はそれらに対抗してとしか思えないが、「买中国」(buy China、中国(製を)買おう)に動いている感じ。とはいえ、実際には【中国(製を)買おう】じゃなくて「反米→反日」【鬼●米英は買うな】と権威主義ばかりがはびこっているのでは?

というわけで、「【鬼●米英小日本は買うな】」をワードサラダして「フクシマ汚染水日本製品ボイコット」と
共産党が人民にごり押ししているだけと見えてしまう。

【鬼●米英小日本】は、独裁者の消滅か、体制崩壊でも起きない限り弾圧できないだろうから、
【鬼●米英小日本】のきれいごとでしかない【汚染水日本不買】も黒く塗りつぶせないだろう。

【鬼●米英小日本】が1Qまで続き…

バッカじゃないの。そんな簡単に終焉するとは思えない。
それどころか、事態はさらに悪化することすらありうる。
資生堂、コーセー、花王ソフィーナ、ポーラオルビスなんて化粧品に限られるはずもなく、自動車、カメラ、食品、常備薬、シューズ、ゲーム…から現地進出のスーパーマーケット、コンビニに至るまで、市井の人民が直接買うあらゆるもの・所に影響が及ばざるを得ない。

ここは、コロナ表面化当時の2019年度決算発表時、減収減益要因となる「コロナの影響は」の問いにエラいお方は全く答えられず、お茶を濁した前科がある。この手の、ええかっこしい、厚顔無恥厚化粧に騙されてはいけない。

【先物清算、または指数リバランスが原因で、事件やニュースとは無関係に東証の1日出来高が激増する日・2024年】
1/12(金)寄り付き SQ
1/31(水)大引け TOPIX(4~6月・本決算企業のみ)
2/9(金)寄り付き SQ
2/29(木)大引け MSCI
3/8(金)寄り付き メジャーSQ
3/29(金)大引け 日経平均株価銘柄入れ替え
4/12(金)寄り付き SQ
4/30(火)大引け TOPIX(7~9月・本決算企業のみ)
5/10(金)寄り付き SQ
5/31(金)大引け MSCI
6/14(金)寄り付き メジャーSQ
7/12(金)寄り付き SQ
7/31(水)大引け TOPIX(10~12月・本決算企業のみ)
8/9(金)寄り付き SQ
8/30(金)大引け MSCI
9/13(金)寄り付き メジャーSQ
9/30(月)大引け 日経平均株価の銘柄入れ替え、およびキャップ調整比率の変更
10/11(金)寄り付き SQ
10/31(木)大引け TOPIX(1~3月・本決算企業のみ)
11/8(金)寄り付き SQ
11/29(金)大引け MSCI
12/13(金)寄り付き メジャーSQ
~~~~~~~~~~~~
【SQ(特別清算指数)の最終決済】
 毎月第2金曜日の寄り付き。但し、当日が祝日等で休場の場合は前営業日寄り付きに前倒しされる。
 規模が大きいのは3・6・9・12月。俗に「メジャーSQ」と呼ばれる。3で割り切れない月は「ミニSQ」。

【MSCI】
 2、5、8、11月最終営業日の大引けに銘柄入れ替え及びリバランス実施
 大規模なのは5・11月

【TOPIX】
●定期見直し
 各上場企業ごと、決算月によって行われる
  1~3月決算:同年10月最終営業日の大引け
  4~6月決算:翌年1月最終営業日の大引け
  7~9月決算:翌年4月最終営業日の大引け
  10~12月決算:翌年7月最終営業日の大引け
 
●公募増資
  払込日当日の大引け

●第三者割当増資
  払込日4営業日後の大引け

●自社株買い
  定義なし

●自己株式の消却
  自己株式が消却された日の翌月最終営業日前日の大引け

【日経平均】
基本的には、3月末と9月末の銘柄入れ替えだけ。
ただし、2024年以降は7月末時点で、特定の採用銘柄が日経平均構成比率が10%を超えた場合、その特定の銘柄の、キャップ調整比率を9月最終営業日の大引けで0.1引き下げることになる。

日経平均採用株価=1株の時価×株価換算係数×キャップ調整比率
キャップ調整比率=(1-0.1×n)
 (n=0,1,…,9)
2023年大納会大引け現在、n>0になっているところはない

2023年大納会の終値で、構成比率上位5社は以下の通り
①ファーストリテイリング 10.45%
②東京エレクトロン 7.54%
③アドバンテスト 3.82%
④ソフトバンクグループ 3.76%
⑤信越化学工業 2.94%

2024年の個別銘柄の値動き次第ではあるが、7月最終営業日の大引け時点に
日経平均採用銘柄で日経平均構成比率が10%を超えている場合、
その銘柄に対して9月最終営業日の大引けで、キャップ調整係数が0.1減らす変更が行われる事になる。

2024年7月最終営業日大引けの時点で、ファーストリテイリング、東京エレクトロンが「キャップ調整比率<1」となる候補となっている。

アステラス製薬が12月に入ってから今日までに1割も株価が暴落してしまった原因を考えてみた。
結論は
 「今期決算の大幅下方修正」~ただし今期限定(IHIが似たパターン)
~来期はそれなりに復元が期待できても、そちらに頭が回らない「役立たず」が売り命令を強要する
~楽器のヤマハ、資生堂あたりの中国景気悪化直撃のところと業績悪化の性質を混同?
 「指数(TOPIX、日経平均など)の大幅上昇に伴う、セット売り」
~いわゆるバスケット売り
 「単なるトレンドフォロー」
の3点ぐらいかしら?

単にメモを書きなぐってみました。

★★★★★

11月1日15時発表の決算で、今年度の営業利益予想が、Iveric Bio社買収影響により、それまでの半額以下に落ち込む(2590億円→1230億円)
 ※Iveric Bio社買収の影響(1400億円)を除けば、営業利益は微増(2630億円)

 2日、5日の2営業日で1944→1851→1784.5と、▼8.2%株価下落

~営業利益予想の下方修正に伴って株価が下落することは、それが減損処理であれなんであれ他社でも起きる事なので特に驚けない~


日本では11/6付でプレスリリースが出された、
 地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性を対象とした第III相GATHER2試験の結果
に、「統計学的に有意に軽減せず」の文言が含まれていた

~こちらの影響は不明~


アメリカのヘッジファンドの決算が11月末

~そのことで利益確定・損失確定の売りが出たのかと考えてもみたが、11月7日~12月6日の間は1748~1839.5のボックス相場だったので、これも該当しない~


日本、中国はじめ(ファンドを含む)大口投資家が、大量保有銘柄を投げ売り(?)

4)-1「役立たず」が「日経平均33年ぶりの高値×(決算発表をロクに読まないで)業績不振」だからと、
 利益が乗った銘柄の利益確定売りの利益を相殺しろ! とヒラメ部下に強要して
 アステラス損失確定売りに動いた(?)

4-2)なんでも爆買い⇔爆売りに動く傾向が透けてしまう中国人民が、爆買いしていた株を放り投げ?

4-3)それ以外でも、2023年の締め切りに向かって、大量に売らざるを得ない面々(ファンドマネージャーとか、大量の信用取引の玉が期日を迎えるとか)が売りに出ざるを得なくなった

 もっともらしい口実として、12月7日にドル円が147円台→141円台へ急に動いたことが上げられ、14日には7日のドル安円高のドル最安値を更新したことが上げられるが、6日終値から15日終値でいくらなんでも▼10.8%はやり過ぎ。武田薬品、塩野義製薬、エーザイ、大塚HD、中外製薬等、東証上場大手医薬品他社と比べても下げ過ぎ。

(6日~15日の終値)
1809.5→1787→1745
→1729.5→1701.5→1688→1659.5→1614

勝手な私見なので、合っているかどうかは不明です。

倒産した上場企業を単純に並べた。2008年以降2022年8月6日までは全て。
いろいろ出てくるものですわ。民事再生法、破産…
復活したところもあるが、墓標を見るような感じがする。
「破産」と「自己破産」は意味が違うのでご注意ください。自ら宣言するのが「自己破産」、裁判所等から宣告されるのが「破産」です。


※民再は「民意再生」、更生は「会社更生」を指します

日付 企業名 業種 上場区分 整理手法 証券CD
23/12/05 プロルート丸光 衣類卸売 東S 会社更生法 8256
22/08/05 テラ バイオベンチャー 東S 破産 2191
22/05/13 オンキヨーホームエンターテイメント 音響機器 JQ 債務超過2期連続の上場廃止基準に抵触して上場廃止後、破産 6628
20/05/15 Nuts コンテンツ屋→
ただの作文売り
JQ 破産 7612
20/05/15 レナウン アパレル 東1 民再 3606
19/01/17 シベール 洋菓子 東証JQ 民再 2228
18/06/22 日本海洋掘削 鉱業 東1 民再 1606
16/07/01 タカタ 自動車部品 東1 民再 7312
16/07/01 石山Gateway Holdings 卸売 東証JQ 金融商品取引法違反で上場廃止後、破産 7708
15/09/29 第一中央汽船 海運 東1 民再 9132
15/05/01 江守グループホールディングス 卸売 東1 民再 9963
15/01/28 スカイマーク 航空 東1 民再 9204
13/08/30 ワールド・ロジ 物流 東証JQ 破産 9378
13/06/27 インデックス ゲーム制作 JQ 民再 4835
13/03/14 東京カソード研究所 電機機器 JQ 民再 6868
12/11/27 サクラダ 金属製品 東1 破産 5917
12/08/10 シコー 電子部品 東M 民再 6667
12/07/31 クレスト・インベストメンツ 企業経営支援事業 JQ 民再→破産 2318
12/05/09 NISグループ 貸金業 東2 民再 8571
12/04/02 山水電気 音響機器 東1 民再 6793
12/02/27 C&I Holdings サービス 元東M 破産 9609
12/02/27 エルピーダメモリ 半導体 東1 更生 6665
11/12/27 シルバー精工 機械 元東1 破産 6453
11/09/26 サンシティ 不動産 東1 民再 8910
11/09/16 デザインエクスチェンジ デジタル素材 東M 民再 4794
11/09/09 インネクスト 機械 アンビシャス 破産 6660
11/05/02 セイクレスト 不動産 JQ 破産 8900
11/04/28 リンク・ワン 人材支援 東M 民再 2403
11/04/12 トラステックスホールディングス 運送 元大2 破産 9374
11/01/25 中小企業信用機構 金融 JQ 民再 8489
10/10/20 TCBホールディングス IT 東M 破産 2356
10/10/05 ラ・パルレ エステ HC 民再 4357
10/10/01 大和システム 不動産 東2 民再 8939
10/09/28 武富士 金融 東1 更生 8564
10/08/23 アーム電子 電子部品 JQ 民再 6671
10/08/12 NESTAGE ゲーム販売 元JQ 民再 7633
10/05/21 エフオーアイ 半導体 東M 破産 6253
10/05/14 プロパスト 不動産 JQ 民再 3236
10/05/06 コマーシャル・アールイー 不動産 JQ 民再 8866
10/04/16 ペイントハウス リフォーム 元JQ 破産 1731
10/01/19 日本航空 航空 東1 更生 9205
09/11/02 ロプロ 金融 東・大1 更生 8577
09/09/01 シルバーオックス 衣料 東・大1 破産 8024
09/06/05 アプレシオ ネットカフェ 名セ 民再 2460
09/05/29 ジョイント・コーポレーション 不動産 東1 更生 8874
09/04/30 ライフステージ 不動産 HC 民再 8991
09/04/24 中央コーポレーション 不動産 東2 民再 3207
09/04/24 旭ホームズ 住宅 元JQ 自己
破産
1913
09/03/30 アゼル 不動産 東1 破産 1872
09/03/12 エスグラントコーポレーション 不動産 名セ 民再 8943
09/03/10 パシフィックホールディングス 不動産F 東1 更生 8902
09/02/26 トミヤアパレル アパレル 大2 更生 8067
09/02/23 SFCG 金融 東1 民再
→破産
8597
09/02/19 あおみ建設 建設 東1 更生 1889
09/02/16 小杉産業 アパレル 東2 破産 8146
09/02/13 ニチモ 不動産 東2 民再 8839
09/02/05 日本綜合地所 不動産 東1 更生 8878
09/02/05 中道機械 機械 札証 民再 8094
09/01/30 平和奥田 建設 元大2 民再 1790
09/01/30 サイバーファーム IT HC 破産 2377
09/01/16 エス・イー・エス 半導体関連 JQ 民再 6290
09/01/09 クリード 不動産投資 東1 更生 8888
09/01/09 東新住建 不動産 JQ 民再 1754
08/12/19 ダイア建設 建設 東2 8858
08/12/15 松本建工 建設 JQ 1779
08/12/08 太洋興業 卸売 JQ 7449
08/11/28 モリモト 不動産 東2 8899
08/11/26 オリエンタル白石 建設 東1 更生 1786
08/11/14 ディックスクロキ 不動産 JQ 民再 8884
08/10/31 ダイナシティ 不動産 JQ 民再 8901
08/10/30 山崎建設 建設 JQ 更生 1902
08/10/30 ノエル 不動産 東2 破産 8947
08/10/16 井上工業 建設 東2 破産 1858
08/10/14 富士バイオメディックス 小売 名セ 民再 3379
08/10/09 ニューシティレジデンス J-REIT 民再 8965
08/10/02 エルクリエイト 不動産 JQ 破産 3247
08/10/02 新井組 建設 東・大1 民再 1854
08/09/29 ランドコム 不動産 東2 8948
08/09/26 シーズクリエイト 不動産 東1 8921
08/09/26 プロデュース 機械 JQ 6263
08/09/25 ジェネシス・テクノロジー サービス 東2 2473
08/09/24 リプラス 不動産 東M 破産 8936
08/09/19 Human21 不動産 JQ 民再 8937
08/09/01 トランスデジタル サービス JQ 9712
08/08/26 創建ホームズ 不動産 東1 8911
08/08/13 アーバンコーポレイション 不動産 東1 8868
08/07/24 三平建設 建設 JQ 1908
08/07/18 キョーエイ産業 不動産 JQ 1744
08/07/18 ゼファー 不動産 東1 8882
08/07/05 真柄建設 建設 東・大1 1839
08/06/24 スルガコーポレーション 建設 東2 1880
08/05/30 トスコ 繊維 東・大2 更生 3304
08/05/27 アリサカ サービス JQ 更生 2328
08/04/30 ニイウスコー サービス 東2 民再 2731
08/03/20 レイコフ 不動産 HC 民再 8941
08/02/12 グレース サービス 大2 破産 4790
07/10/26 NOVA 英会話スクール JQ 更生 4655
06/10/25 ユニコ・コーポレーション リース JQ 更生 8569
06/04/13 アドテックス 電子部品 HC 民再 6739
05/10/28 サンビシ 調味料 名2 2808
05/09/29 勝村建設 建設 東1 1817
05/07/11 日本エルエスアイカード 各種カード機器卸 大2 銀行取
引停止
6887
05/06/20 本間ゴルフ ゴルフ用品 JQ 民再 7884
05/06/15 ゼクー 居酒屋チェーン 東M 準自己
破産
2758
05/05/19 利根地下技術 建設 JQ 民再 1800
05/05/05 松村組 建設 大1、札証 民再 1857
05/04/11 55ステーション DPE JQ 更生 4702
04/08/14 粟村製作所 ポンプ 大2 民再 6359
04/07/26 ニッソー 水槽メーカー JQ 7881
04/06/10 佐藤秀 建設 JQ 1874
04/05/31 東北エンタープライズ 空調設備工事 JQ 1772
04/04/26 ジェネラスコーポレーション 不動産 東1 9703
04/04/14 環境建設 建設 東2 自己
破産
1825
04/03/30 大木建設 建設 東・大1 民再 1851
04/03/21 安治川鉄工 送電鉄塔 大2 民再 5926
04/03/01 ムービーテレビジョン 映画のテレビ放映権販売 JQ 民再 4328
04/02/23 キャッツ 害虫駆除 東1 民再
→完了
9786
03/12/25 あしぎんフィナンシャルグループ 銀行 東1 更生 8352
03/11/26 デジキューブ ネットショップ HC 自己
破産
7589
03/10/08 メディア・リンクス システム HC 銀行取
引停止
2748
03/10/01 森本組 建設 大1 民再 1845
03/09/30 サリ 酒類ディスカウントストア JQ 更生 9958
03/09/25 マツヤデンキ 家電量販店 大1 民再 8189
03/09/09 酒井鉄工所 鉄塔 大2 民再 5925
03/07/31 世界長 運動靴 大1 更生 5143
03/07/14 日本コーリン 医療機器 JQ 民再 6872
03/07/09 マツモト電器 家電量販店 JQ 民再 9917
03/06/21 福助 パンスト 東1 民再 3584
03/05/29 大江工業 原子力発電用機器 東2 民再 6394
03/05/19 共栄冷機工業 空調工事 JQ 更生 1830
03/05/02 大和建設 建設 東2 民再 1829
03/04/09 北海道振興 不動産 札証 8837
03/03/28 南海毛糸紡績 繊維 東・大2 3206
03/03/24 セザール 不動産 東1 8845
03/02/20 神戸生絲 繊維 東・大1 3007
03/01/24 タカラブネ 洋菓子 大/名1 2219
03/01/14 宝船 家具販売 JQ 8169
02/11/15 古久根建設 建設 東1 1838
02/10/31 フーズネット 寿司 大2 7580
02/10/30 ニツセキハウス工業 住宅 東/大1 1917
02/10/30 壽工業 建材 大2 6216
02/09/27 はるやまチェーン 紳士服チェーン 札証 7529
02/08/19 日立精機 工作機械 東1 民再
→破産
6106
02/07/19 テザック 繊維 東/大/名1 更生 3115
02/06/21 ハクスイテック 工業薬品 JQ 民再 4079
02/06/04 藤木工務店 建設 大2 民再 1797
02/05/29 日本加工製紙 製紙 東1 破産 3870
02/05/10 住倉工業 機械 東/大2 破産 6114
02/04/29 北部通信工業 プリント基板 JQ 更生 6909
02/04/25 宝幸水産 水産 東/大1 更生 1351
02/04/19 段谷産業 建材 東/大1、福証 破産 7910
02/04/16 第一家庭電器 家電量販店 東1 民再 8172
02/04/11 京神倉庫 倉庫 大2 更生 9309
02/04/09 ニコニコ堂 スーパー 大2、福証 民再 7424
02/03/30 日産建設 建設 東1 更生 1818
02/03/27 イセキ開発工機 機械 JQ 民再 6275
02/03/15 甲子園土地企業 不動産 大2 解散 9673
02/03/07 ファーストクレジット ノンバンク JQ 更生 8580
02/03/03 佐藤工業 建設 東・大・名1 更生 1804
02/02/28 イズミ工業 自動車部品 JQ 民再 7286
02/02/22 日本重化学工業 鉄鋼 東・大・名1 更生 5562
02/02/19 ナカミチ 音響機器 東2 民再 6813
02/02/12 そうご電器 家電量販店 札証 民再 8177
02/01/22 イタリヤード 婦人服 大2 自己
破産
8859
02/01/17 北の家族 居酒屋 JQ 民再
→更生
9925
02/01/17 ケイビー 冷凍食品 JQ 民再
→破産
2920
02/01/13 殖産住宅相互 住宅 東1 民再 1920
01/11/27 新潟鐵工所 機械 東1 更生 6011
01/09/14 マイカル スーパー 東1 民再
→完了
8269
01/03/04 フットワークインターナショナル 卸売 大2 民再
→完了
8210
01/03/01 池貝 工作機械 東1 民再
→完了
6102
00/11/02 赤井電機 音響機器 東1 民再
→破産
6802
00/12/20 靴のマルトミ 靴販売店 名2 民再 9863
00/11/02 そごう 百貨店 東1 民再
→…→
そごう・西武
8243
00/09/29 川崎電気 電機 東2 民再 6648
00/09/24 藤井 卸売 東1 民再 6648
00/08/27 第一ホテル ホテル 東1 民再 8100
00/02/15 エルカクエイ 不動産 東1 更生 8826
00/02/13 長崎屋 スーパー 東1 更生 8262
97/12/18 東食 卸売 東1 更生 8034
97/11/24 山一證券 証券 東1 自主
廃業
8602
97/11/17 北海道拓殖銀行 銀行 東1 清算 8312
97/11/03 三洋証券 証券 東1 更生
→破産
8605
97/09/18 ヤオハンジャパン スーパー 東1 更生 8198
97/08/19 大都工業 建設 東1 更生
→…→
みらい建設グループ
1891
97/01/19 京樽 外食 東1 更生 8187
93/07/01 にっかつ 映画 東1 更生→
……
日テレの子会社
9606

11月24日16時、大正製薬ホールディングスから株式公開買い付け(MBO)のプレスリリースが出された。

要は

同族会社である大正製薬HDの発行株式のすべてを、同族の1名が100%出資する特定目的会社(いわゆるペーパーカンパニー)・大手門株式会社が、24日終値5,545円に55%プレミアをつけた8,620円で大正製薬HDの株式を買い取る

ということである。

こんなことなのかしら…

①PBR1倍割れだ
 2023年9月の決算短信からBPS(1株当たり純資産)を試算すると10,446円になった。
 PBRは0.5倍台、大安売りでないかい。

②持ち合い解消売りもやりにくい
 2023年3月、東京証券取引所が「PBR1倍割れを解消しろ」と東証上場企業に対し改善を要求した。
 それに呼応して、市場全体より、PBR1倍割れ企業の株価上昇率が高くなる傾向が見られた。しかし、そんな当時の1倍割れ銘柄であっても、必ずしも1倍割れを解消できたわけではない。
 ということで、1倍割れを解消できていない銘柄では、自己株式取得などによる株価上昇が期待できてしまうため、その銘柄を保有するところは、いくら「持ち合い解消売りをしろ」と外圧がかかっても、「安く売り叩いて株主に損害を与えた」と株主代表訴訟の理由にされかねない。
 したがって、PBR1倍割れ銘柄、それもPBR0.5倍台とかPBR0.6倍台とか、1倍を大幅に下回っている所ほど、売りにくい。さらに、株式市場の取引が薄いところになってしまうと、株式市場で処分売りが難しい問題もある。

→そこで、「三方よし」「ウィーンウィーン」になるよう、発表時点での株価よりは大幅に高いが、BPSよりは安い値段で株式公開買い付け(MBO)を行う

a)一般株主
 発表時点よりお高く買い取ってもらえるのだから、ありがたいでしょ。
 持株会の社員ども、感謝しやがれ。

b)大株主
 持ち合い解消売りへの口実になるぞ。
 株式市場での処分売りより、手間暇も圧倒的に掛けないで済む。
 金融機関の場合、解消売りによって貸借対照表の「資産」「負債」を圧縮できることにより、自己資本比率を大きくできるメリットもある。

c)同族
 BPS試算値10,446円に対し、1株8,640円で株式を買い付けるのだから、銀行から金を借りてもトクだぞ。

そんな感じなんでしょう。

親子上場解消や、被事業買収など、最近の上場廃止企業のすべてにはあてはまらないパターンではあるが、PBR1倍を大幅に割り込んで「安い」となってしまったところに、大正製薬HDパターンの

 MBO→上場廃止

のパターンがこの先も登場するような気がする。
とくに、同族企業、オーナー(一族、創業家など)が支配するようなところで。
12月に上場廃止となるところでは、ロックペイントが、大正製薬HDのMBO上場廃止パターンだった。

※PBR1倍を超えていても、6月12日に上場廃止となったイハラサイエンスのように、ある期間の利益期待から、近くPBR1倍割れに向かうだろうとみなせる場合もあるので、PBR1倍を幾分超えていても「大正製薬HD」「ロックペイント」パターンのMBO上場廃止がありうることに要注意。

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