下方修正

シーボン化粧品が、23年3月期の業績予想を下方修正した。前期並みの赤字(▼621→▼618)、売り上げは減少(91億円→82億円)。

理由が、笑えない。
  • コロナ禍で減らしていた店舗スタッフ人数を、戻そうとしたが戻せずに人的リソース不足(人手不足)が一部店舗で顕在化
  • 新規顧客の増加が当初想定を下回り、顧客数が伸び悩んでいる
  • 購入単価の高かった上位顧客の一部が離脱
上客が減ったから総売り上げが落ちた。
スタッフも必要数確保できないので期待していた売り上げ金額に届かない。

23年3月期の売り上げ予想は、コロナ禍が直撃した21年3月期の91億円よりも少ない82億円。

2日の花王の2022年度決算発表では、シーボンほど悲惨さはないとはいえ、カネボウ・ソフィーナなどで構成する化粧品事業の売り上げは「リベンジ消費」とするほど伸びていない。
2023年度予想でも「リベンジ消費」とするほど伸びていない。

「サプライチェーン崩壊」が大きな原因の資源バブルで身の丈に合わない現金を持ってしまったオイルマネーとか、財政バブル→不動産バブルを崩壊させまいと見せかけの現金を減らさんと必死こくチャイナマネーとかが、鉄鋼や半導体や「中国人ばかりが思い込むハイブランド」の株を担ぎ上げているが、どこまで続くんやら。

最近発表されている、企業の決算は「コロナ禍」「リベンジ」で滅茶苦茶。

PCデポが2022年3月期の予想を下方修正したのは、ズバリ半導体はじめ部品が市場に出回らない結果、パソコンの品ぞろえが薄くなるとか、各種オプション・パーツが品不足に追い込まれた結果と思える。

大林組は2022年3月期の予想で、売上高は上方修正したが、利益は下方修正。資材値上がりをある程度施主に転嫁したのが効いたのか売上高は増えたが、転嫁以上に資材が値上がりしちまって利益下方修正。

これは額面通りでいい。しかし、ヘンなのがゴロゴロしている。

日産自動車は半導体はじめ部品が入手不足なので、製品が減産に追い込まれたが、その製品を販売店が売る事で支払う「販売奨励金」が減ったから最終利益は想定を上回ってしまった。

ウォルト・ディズニーはテーマパーク再開も売り上げが期待外れ、「ディズニープラス」の有料加入者が期待していたほど増えない。

三越伊勢丹は売り上げ下方修正、最終利益は上方修正。
広告宣伝の抑制、従業員の削減、ボーナスカット、福利厚生削減、バックヤードの廊下が真っ暗、自爆営業は強化…ありとあらゆる経費削減の結果としかできない。
なお、中国人爆買いなんてものは今のところ見込んでいないので、恒大集団(Evergrande)が破綻するとか、中国不動産バブル崩壊のドミノ倒しが来るとかの影響は、かなり遅くならないとやって来ない事に注意が必要。

資生堂は「低過ぎる今期予想」を上方修正したが、市場コンセンサスからは遥かに下。
プーさんと国籍が同じ面々が跋扈していた頃は、日本国民には響かないテレビCMを垂れ流していたが、今ではテレビCMでさえ制作に代理店・クリエイターも使えないからクオリティは当然のように下がり、垂れ流しもほぼ消失した。
広告宣伝の抑制、従業員の削減、ボーナスカット、福利厚生削減、本社支社の廊下が真っ暗、自爆営業は強化…ありとあらゆる経費削減の結果としかできない。
こちらは、中国本土での売り上げが25%以上にも達してしまったところに、「プレステージ」以外から撤退してしまったので、恒大集団(Evergrande)が破綻するとか、中国不動産バブル崩壊のドミノ倒しが来るとかの影響は、理財商品紙切れとか不動産暴落で破産みたいな人、またはその家族から「買うお金がありません」という事で現れるので、三越伊勢丹より悪い意味での注意が必要。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

昨日は脳が疲労し過ぎて、書くのを断念した。
「中国大陸人が、プーさんの共同富裕のツケを減らさんと、在外資産を売った一環として東京株式も下げた」
なんて事になっていたらしい。

恒大集団が、またまた理財商品の利息を、締め切り当日に払ったとかなんとか…
こうなってしまうと、ダラダラとデフォルトを先延ばしして、バブル崩壊の壊滅を酷くするだけの、東北地方で凍死者続出の代償・北京五輪閉会式まで持たせる暴挙を働くんじゃないだろうかとか…とにかく酷過ぎる。

今日の東京株式市場は、よく書けば下げ過ぎのリバウンド。
悪く書けば、「割高株を担ぎ上げ、割安株を叩き売る」流れは放置プレイ。
個別は「コロナ禍」「リベンジ」で滅茶苦茶にされた結果の決算発表次第。

日経平均 29,277.86 △171.08
TOPIX   2,014.30 △6.34

東証1部の出来高
 11億9030万株
東証1部の売買代金
 2兆4883億円

日本では「コロナ禍」がかなり落ち着いているので、街に人が戻った結果、コンビニで買い物をする人が増えているはずだから、ほぼコンビニ専業のローソンが年初来高値を更新してきたのは素直に歓迎していい。会社の利益予想ではまだPERで割高だが、上方修正で幾分だが解消できる。キッコーマンのような異常高株価と比べたら、まだまだ割安だ。

日本では「コロナ禍」がかなり落ち着いているので、東京ディズニーリゾートの収容人数制限を緩和したのはわかるが、それを考慮しても利益水準が株価に見合わないほど低いオリエンタルランドが、上場来高値を亢進って…狂っている。
仮に「安い」と中国・韓国・ASEANなどから客が殺到した当時並みの利益水準に戻せたとしても、PER70倍なんてありえないレベル。
これでは、コロナ禍以前の利益水準ならPER30倍程度のウォルト・ディズニーを買った方が賢明となってしまう。ウォルト・ディズニー株には「1日パスポート券」なんて株主優待はないが、配当再開後に「ウォルト・ディズニー株の配当金で、TDRの1日パスポート券を買う」方が安くつく現実まである。
ジャニーズ事務所が上場したら、創価学会が株式会社化して上場したら…よりマシだとは思うが、オリエンタルランド株そのものがお布施と化してしまっている。
三井不動産、千葉銀行、第一生命保険、キッコーマン…「コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)」のために直ちに売りたいだろう。コロナ禍の財政悪化で苦しむ千葉県もだ。

今日のカキコは、以上です。

どーでもいいんでしょうが、株主優待は4月に発送されるモノが多いみたい。

例年ならほとんどの場合ポストに不在者票が入れられるのだが、今年はその必要もなく受け取ってしまっている。

株主優待を届けてくれる業者は、日本郵政かヤマト運輸しかない。その理由は…残りはアレだから、頼めんだろうと察するだけです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

今日の東京株式市場、かねてからのテレワークによる総和の弱体化に加えて、明日からステイホームウィークだぁと知事がやっちまって慌てて買い出しに出る人も出たから、参加者が少なくならざるを得ない。

例年通りのゴールデンウィーク前の無気力が重なり、ついでに「25日が土曜日だから給料繰り上げ」でも「給料日指定の自動買いは27日に繰り下げ」なんて、カレンダーがもたらす力のなさまで。
さらに、昨日大引けから今日大引け直前まで、めぼしい決算発表、決算予想変更、決算報道もなかったので動きようがない。
おまけに、動きにくさが漂うので、少ない参加者も手が出せない。

そんな調子と書くだけ。

日経平均 19,262.00 ▼167.44
TOPIX   1,421.29 ▼4.69

東証1部の出来高
 13億2710万株
東証1部の売買代金
 2兆0733億円

今日に限りたいが、場中の話を書くより、大引け後の決算発表、決算予想修正の話を書苦法が重要な気がする。

①三菱自動車が前期・260憶円の赤字と自白
かねてからのゴタゴタで、今やユーザーは三菱グループの企業と従業員と、自動車工場の地元を除くとほとんどいないんじゃないの? そんなことで収益力が消失している。めぼしい新車種もないゾンビ状態なところに、コロナショックで買い替え需要も消失してしまい、コロナショックなんて想定しようがなかった3Q決算発表時の酷い数字(予想通期利益50憶円)も割ってしまい、前期の最終損失が260億円なんですと。

②デンソーの前期も下方修正。最終利益予想値が2250億円から680億円へ

③アルプスアルパインはただでさえスマホ向け部品の需要が減るところに、コロナのせいで部品を使用する工場の使用量が減ってしまったばかりか、それ以外もコロナのせいで需要減ということで、前回の利益100億円から38億円の赤字へ

④ユニリーバが、今期の3~5%とした売上増加率を撤回。下げるだろうが読めない

⑤27日に発表される、花王の1Q決算、実はライオンの決算を占う意味より、資生堂やコーセーやポーラオルビスなど女性化粧品が主力の決算を占う意味が大きい。
これ、とっても大事だ。花王の事業範囲は、日用品の全般に上る。洗剤、石鹸、シャンプー、おむつの類は、巣ごもりになろうとなるまいと、そんなに売り上げが増減するようなものではないが、売り上げ・利益とも2割を占める化粧品事業は売り上げ激減必至だ。ソフィーナ、カネボウとも。

このあたりの数字、意識をちゃんともちましょうね。

今日のカキコは、以上です。

最近やたら眠気がするとか…そんなことを書いてみてもしょうがない。

日本のカレンダーに則って行動してしまうと、「日本の祝日」で起きた海外のニュースに疎くなりがち。

トランプ大統領が近所にやってきた【クリス松村や天皇陛下の母校】学習院初等科や【王様の母校】上智大学の校内に警察官が点在していたとしても驚かんが、どう転んでも現れそうもない非主要の駅のホームにまで…海外関係ネタもそれが精一杯。

日本のメディア、そのメディアに染められた一般ピープルは、海外の意識は「1にアメリカ、2にアメリカ、3、4がなくてその他大勢」みたいな状況のままと思われ。
Jリーグ発足前の海外スポーツの扱いは「大リーグMLB、バスケットボールのNBA、アイスホッケーのNHL、アメリカンフットボールのNFL、オリンピックとその他大勢」なんてイメージしかない。Jリーグ発足後に「欧州サッカー」がその他大勢から抜け出たが、その程度。ポピュラーミュージックの扱いは「アメリカではやる英語ポップスとその他大勢」なんてイメージしかない。

日本の株の世界の住人でも、海外への意識は「1にアメリカ、2にアメリカ、3、4がなくてその他大勢」みたいな状況のままと思われ。その他大勢についてもアメリカのフィルターが反映されて「1にヨーロッパ、あとなんだっけ」みたいなものと思われ。

でも、日本の証券取引所(≒東京証券取引所)の値動きに対する海外からの影響の実態は、「1にアメリカ、2に中国、3がなくて、4がヨーロッパ、5が中国以外のアジア・オセアニア」みたいなイメージと認識しているのであるが、マーケット関係者やメディアの意識が時代遅れの「1にアメリカ、2にアメリカ、3、4がなくてその他大勢」みたいな感じなので、予測や評論にグダグダな感じが否定できない。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

9月半ばからおよそ1ヶ月半にわたる世界同時株高に合わせた東京の株価指数上昇の結果、「高値圏の不安定」と化してしまった感を受ける。株価指数だけを見ると小動きなんて感じだが、個別銘柄は不安定そのものだったりする。個別銘柄が不安定な根本原因は、「コンセンサス予想」という名の過大な勝手利益予測と思える。現状維持で暴落、下方修正で大暴落…なんて操作としか思えない代物が横行するから嫌らしい。

下方修正で大暴落…SUBARUが分かりやすい
13時の発表前は3950以上で、発表を境に3800割れへ。終値は3811▼106。

[東京 6日 ロイター] - SUBARUは6日、2018年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前期比7.5%減の3800億円となる見通し。従来は4100億円を見込んでいた。新車出荷前の完成検査を無資格者が行っていた問題で対策費用100億円を計上するほか、米国や中国での自動車販売計画を引き下げた。

トムソン・ロイターが算出したアナリスト22人の今期営業利益の予測平均値は4460億円で、会社側の修正値は市場予想を下回っている。

SUBARUの件は、島国日本の狭い視野からは【無資格者問題で対策費用100億円】を強く意識するんだろうが、【無資格者のせいで事故が起きたか?】みたいなお役所に忖度させられる100億円より、米国や中国での自動車販売計画を引き下げた事の方が重要な気がする。

SUBARUが売るような車種の需要が先食いされていたとするなら、需要の先食いのツケが回ってきているのではないか? となってしまう。一般には「競争激化」の方にばかり目が向かってしまうが、実はこれかも。小国で需要の先食いしたからって、SUBARU程度で問題になろうはずもないが、米国や中国のような人口を抱える国では問題視せざるを得ない。

別にウィスキーのCMソングだった事実が忘れ去られている「さらばSUBARUよ」を谷村新司から歌われる必要もないが、CMに起用している元・金曜ドラマ主題歌の「ねぇどうして」を吉田美和から問われるまでもない。無理な作文、やめよう。

今日の東京株式市場については、実に書きにくい。
昨日の終値と今日の終値の差分だけで書く「共同通信」式で書くのも変だ。
敵を貶める「日刊ヒュンダイ」式にしてもおかしい。
誰かの予想通り…それもありえない。

ロイターの記事をもってきてみたが、部分的に説明がついて、部分的に意味不明で…

[東京 6日 ロイター](河口浩一氏)
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、しっかりの展開となりそうだ。前週末の欧米株高を背景に海外からの資金流入が継続するとの期待が高い。引き続き好業績株が物色の中心になるとみられる。日経平均は1996年6月に付けた終値ベースのバブル崩壊後高値(2万2666円80銭)に接近する可能性もあるが、連日の上昇で高値警戒感も強いため、買い先行後はもみ合う展開も予想される。

河口氏の予想では、前場の推移、15時の大引けでは当たりなのだが、13時から15分間の突き落としは「もみ合う展開」ではないから予想外。SUBARUの下方修正が13時にあったせいと解釈できないでもないが、同業のホンダやスズキがすでに今期の上方修正を発表済みな事実もあるので、SUBARU下方修正がトヨタ・日産へ波及するとも考えにくく説明にならない。

[北京 3日 ロイター]
中国当局は、住宅購入時の頭金の不正融資の取り締まりを強化するとともに、銀行に対し、住宅購入者の所得状況の審査を厳格化するよう指示した。新華社が3日伝えた。
住宅市場の活況が2年続く中国では、当局が住宅購入者の債務急増に伴うリスクの軽減策を相次いで打ち出す中でも不動産バブルが懸念されている。
中国人民銀行(中央銀行)、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)、住宅都市農村建設省は合同で声明を出し、不正な頭金融資を取り締まる方針を発表した。 
新たな規制では、当局は個々の消費者ローンが住宅購入に悪用されるのを防止する。 
新たな規制はオンライン融資会社やマイクロローン(小口融資)業者にも適用される。 
また、不動産開発業者と不動産業者は住宅購入の支払いを規則に沿った手続きとし、不審な取引を報告する義務を負う。

日本のマスメディアは、1に日本、2にアメリカ、3、4がなくてその他大勢みたいな扱いに終始してしまっているため、日本経済や市況に影響をもたらしそうな事態が日米以外で起きてもスルーしがち。今日の中国は国内で金融政策変更を行うと、中国国内からの海外投資にも影響が及ぶぐらいの規模になってしまっている。

東京で13時から15分間の突き落としの原因は、「中国での頭金融資規制強化」に対するマネー引き上げが中国からやってきたせいじゃないかとも思えてならない。

高値圏不安定で、大量買いや大量売りに振らされて…
その程度の事しか書けなさそうなのが、今日の東京株式市場って感じです。

日経平均 22,548.35 △9.23
TOPIX   1,792.66 ▼1.42

今日も何を書いているのかわけがわからない。
でも、相場そのものが得体の知れないものだから、まともに書けるはずもない。

今日のカキコは、以上です。

22日の朝鮮中央通信など北朝鮮国営メディアによると、金正恩朝鮮労働党委員長は21日付の声明で、「北朝鮮を完全に破壊するしかなくなる」と警告したトランプ米大統領の国連演説について「妄言の代価を必ず支払わせる」と強く非難、「史上最高の超強硬措置を慎重に検討する」と述べた。

韓国の聯合ニュースによれば、北朝鮮の李容浩外相は21日、訪問先のニューヨークで、「おそらく、太平洋上で過去最大級の水爆実験を行うことになるのではないか」と語った。

糖尿病痛風デブに怒りの矛先が向かうことは、誰も否定しないし、できない。

糖尿病痛風デブ暴行のトバッチリで、SL広場の近所で松岡茉優が待合室に缶詰めにされ、大阪城の近所で藤井隆のお呼びが減らされ…みたいなことについてはお気の毒様…なのだが、肝を冷やされた身では怒りしかない。

糖尿病痛風デブは、あんな群れにいなかったら、重度の精神疾患・被害型妄想性障害の扱いで精神科病院の閉鎖病棟へ送致するしかないような俗物だ。

「NHKホールで山内惠介様が私への愛を伝える歌を歌っている」「近所の市民会館まで氷川きよし様が私に熱愛を伝えに来る」「私だけのために羽生結弦様がリンクに降臨される」なんて被愛型妄想性障害のおばちゃんぐらいなら、現実と虚構の現実が分かりそうなものなので苦笑して終わるが、美瑛で「カリッと青春」なんてやらされた後にカミソリが貼り付けられた封筒を送り付けられた小泉今日子みたいなレベルになったら傷害罪・暴行罪でアウト。糖尿病痛風デブの水爆脅迫はカミソリ封筒送致の何京倍も被害を及ぼすので、傷害罪・暴行罪どころじゃ済まされないのは言うまでもない。

北朝鮮北部から、渡島半島近辺、襟裳岬近辺を通過して北海道東岸の太平洋上に落下した「妄想ちんちん」がこんなに飛んだんだから、アメリカ統治領のグアムへ飛ばせるんだぞ(キリッ)と脂肪を張る妄想性障害患者と、その召し使い…あほちゃいまっか? 地球の自転方向である東側に向けて打ち上げて「北海道東岸の太平洋上」まで飛んだのだが、それが自転方向でない南側へ打ち上げて、同様な距離の「グアム沿岸」に飛ぶ説明にはならない。「俺が思ったことは絶対実現する」なんて、神をも恐れぬ自然科学を知らないバカさ加減…「閉鎖国家」じゃなかったらスナイパーが殺処分にするだけだ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

今日の東京株式市場については、うすーい一般ピープル向けニュースに倣ってしまうと「北朝鮮の地政学リスクで下げた」と処されそうだが、それが額面通りに受け取れるのは石川製作所や細谷火工のような「防衛関連」とレッテルを張られるところの上げぐらい。北朝鮮ミサイルで狙撃されかねない、旅客機を運行するJAL(3737△6)ANA(418.1△0.6)が上がったあたりに、「北朝鮮の地政学リスク」なんてあまり相手にしていないことが現れている。

株価指数は下げたが、個別銘柄をグルーピングすると、「(中国人来日観光客向け)インバウンド」「金属」「自動車」「エレキ」の下げ傾向があって「食品」は上げ傾向とできなくはないが、全般的にはマチマチ、ピンボケの雰囲気ばかり。
(実は日単位では相場の流れと逆行する事が多い)KDDIが高くなって、(相場の流れに従う事が多い)ソフトバンク大幅安なんて、市場参加者の所作を体感していないと不自然に思えるような現象まで起きた有様だ。

そんな中、目についたのが「中国人爆買い関連銘柄、美化してインバウンド関連銘柄」の大幅安続出。
資生堂がポイポイと下り坂を滑り落ちていたのを見つけたので、どーだろうと化粧品他社を見たら、資生堂程険しくないものの下り坂だった。そのあと、何気にマツモトキヨシを見たら、資生堂以上の下げ率に。三越伊勢丹、高島屋、Jフロント(大丸松坂屋)、エイチツーオー(阪急阪神)、ドンキホーテ、ツルハ、ウエルシア…もダダ下がり。花王、ライオン、小林製薬もダダ下がり。

ついでに、インフラ建設用資材としての鉄鋼、非鉄までダダ下がり。

さらに、すでに過去のものとなってしまった「爆買い御用達」ラオックスに象印まで。

すわ、「訪日観光規制」中国からの売りかよ!
と思わされた。

中国からの売りかよ、と思わされた震源地が分からなかったので、勝手に「確信」してしまった。

ただ、インバウンド関連にも分類される、ディフェンシブ系とレッテルを張られる食品株が上げだったので、はぁ?

ビール株やコーラ株は12月決算なので該当しないが、例外を除いて9月決算で株主優待が見込める食品銘柄群は、巻き込まれを含めて上げたのか? その一方、化粧品・日用品の多くは12月決算だから株主優待狙いの買いが入らず下げが止まらない? 小売の多くは2月決算だから株主優待狙いの買いが入らず下げが止まらない?

みたいなことも考えたが、しっくりこない。

「確信」後、まとめニュースをみたら、今では「松屋銀座」と書かないと「牛丼の松屋」と誤解される、(縮小均衡まっしぐら)松屋の2Q決算予想で最終利益が4億円から2億5千万円へ下方修正されていたのを確認した。昨日15時の発表だった。

どうやら、松屋ショックが、デパート銘柄やドラッグストア銘柄、化粧品、日用品銘柄へと「中国人爆買い関連」に波及してしまったと考える以外にないらしいと分かった形。間違っても

インバウンド関連銘柄は地政学リスクへの警戒感の高まりから売られ

なんて野村時代のヒラメを押し通すだけのロジックは通用しない。

中国人は、「バイキングで喰いきれないほど食い物を持って行きやがる」みたいな、身の程をわきまえない尊大な振る舞いをしがちだ。その振る舞いは、今は目立たなくなった「爆買い」でも同じだ。株でも同じ。資生堂のPERを見たら「どーせ爆買いの仕手株値段」だろうにしかなっていない。ライオンも「仕手株値段」で同じだ。

※花王も…となってしまうのだが、花王は最終利益の急増から、今では「仕手株値段」とは言えない。

松屋ショック…とするしかないのであるが、松屋の下げ率(1009▼75、▼6.92%)は短期的にはやり過ぎ、中期的には割高感の是正としてオシマイ。松屋ショックに巻き込まれた銘柄群の中にはやり過ぎのものもあれば割高感の是正もあるなんて玉石混交な玉虫色の書き方ができないでもないが、爆買い銘柄群に大幅安続出なんてものをみてしまうと、いかにも「爆買いした株を爆売り」に見えてしまって仕方がない。

日経平均 20,296.45 ▼51.03
TOPIX   1,664.61 ▼4.13

今日のカキコは、以上です。

↑このページのトップヘ