東証

【先物清算、または指数リバランスが原因で、事件やニュースとは無関係に東証の1日出来高が激増する日・2024年】
1/12(金)寄り付き SQ
1/31(水)大引け TOPIX(4~6月・本決算企業のみ)
2/9(金)寄り付き SQ
2/29(木)大引け MSCI
3/8(金)寄り付き メジャーSQ
3/29(金)大引け 日経平均株価銘柄入れ替え
4/12(金)寄り付き SQ
4/30(火)大引け TOPIX(7~9月・本決算企業のみ)
5/10(金)寄り付き SQ
5/31(金)大引け MSCI
6/14(金)寄り付き メジャーSQ
7/12(金)寄り付き SQ
7/31(水)大引け TOPIX(10~12月・本決算企業のみ)
8/9(金)寄り付き SQ
8/30(金)大引け MSCI
9/13(金)寄り付き メジャーSQ
9/30(月)大引け 日経平均株価の銘柄入れ替え、およびキャップ調整比率の変更
10/11(金)寄り付き SQ
10/31(木)大引け TOPIX(1~3月・本決算企業のみ)
11/8(金)寄り付き SQ
11/29(金)大引け MSCI
12/13(金)寄り付き メジャーSQ
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【SQ(特別清算指数)の最終決済】
 毎月第2金曜日の寄り付き。但し、当日が祝日等で休場の場合は前営業日寄り付きに前倒しされる。
 規模が大きいのは3・6・9・12月。俗に「メジャーSQ」と呼ばれる。3で割り切れない月は「ミニSQ」。

【MSCI】
 2、5、8、11月最終営業日の大引けに銘柄入れ替え及びリバランス実施
 大規模なのは5・11月

【TOPIX】
●定期見直し
 各上場企業ごと、決算月によって行われる
  1~3月決算:同年10月最終営業日の大引け
  4~6月決算:翌年1月最終営業日の大引け
  7~9月決算:翌年4月最終営業日の大引け
  10~12月決算:翌年7月最終営業日の大引け
 
●公募増資
  払込日当日の大引け

●第三者割当増資
  払込日4営業日後の大引け

●自社株買い
  定義なし

●自己株式の消却
  自己株式が消却された日の翌月最終営業日前日の大引け

【日経平均】
基本的には、3月末と9月末の銘柄入れ替えだけ。
ただし、2024年以降は7月末時点で、特定の採用銘柄が日経平均構成比率が10%を超えた場合、その特定の銘柄の、キャップ調整比率を9月最終営業日の大引けで0.1引き下げることになる。

日経平均採用株価=1株の時価×株価換算係数×キャップ調整比率
キャップ調整比率=(1-0.1×n)
 (n=0,1,…,9)
2023年大納会大引け現在、n>0になっているところはない

2023年大納会の終値で、構成比率上位5社は以下の通り
①ファーストリテイリング 10.45%
②東京エレクトロン 7.54%
③アドバンテスト 3.82%
④ソフトバンクグループ 3.76%
⑤信越化学工業 2.94%

2024年の個別銘柄の値動き次第ではあるが、7月最終営業日の大引け時点に
日経平均採用銘柄で日経平均構成比率が10%を超えている場合、
その銘柄に対して9月最終営業日の大引けで、キャップ調整係数が0.1減らす変更が行われる事になる。

2024年7月最終営業日大引けの時点で、ファーストリテイリング、東京エレクトロンが「キャップ調整比率<1」となる候補となっている。

先日、東証プライム市場上場廃止必至な、時価総額100億円割れ企業の一覧を書いたのだが、去る30日、東証が、昨年4月の市場再編で最上位プライム市場を選択した旧東証1部上場企業について、4月1日から9月29日の間、無審査で中堅企業向けスタンダード市場への移行申請を受け付けると発表している。
10月13日に申請企業を公表し、同20日に市場の変更を行う。

東証プライム市場上場の時価総額100億円割れ企業は、間違いなく条件②に抵触する。
しかし、スタンダード市場の条件②を満たしていない可能性は考えにくい。条件③④もしかり。

そんなことで、東証スタンダード市場の上場基準を満たしていれば、このリストに載せた企業の大多数は、そのままスタンダード市場へ横滑りするものと考えられます。

2023年1月28日現在で、時価総額100億円割れの東証プライム市場上場企業

★★★★★

東証プライム市場の上場基準は以下6項
①流通株式数 2単位以上
②流通株式時価総額 100億円以上
③流通株式比率 35%以上
1日平均売買金額が2000万円以上
⑤株主数800名以上
⑥債務超過でないこと

東証スタンダード市場の上場基準は以下6項
①流通株式数 2単位以上
②流通株式時価総額 10億円以上
③流通株式比率 25%以上
月平均売買高が10単位以上
⑤株主数400名以上
⑥債務超過でないこと

先日、東証のワーキングチームから、経過処置で東証に上場し続けている企業に対し、2025年3月1日を皮切りに最初の決算で上場基準を満たせず、それから1年改善できなかった企業に対し、1年6ヶ月後に上場廃止に至ってしまう。

東証プライム市場の上場基準は以下6項
①流通株式数 2万単位以上
②流通株式時価総額 100億円以上
③流通株式比率 35%以上
④1日平均売買金額が2000万円以上
⑤株主数800名以上
⑥債務超過でないこと

※スタンダード市場、グロース市場でも、当然のように上場基準は存在する。

流通株式比率が③を満たし、かつ流通株式時価総額も③を満たすようなところは、基本的にプライム市場上場基準をすべて満たしているので自己株式取得もあるが、②を満たしていないところは自己株式取得に動きにくい、なんてことが、時価総額150億円程度だった水戸証券の大増配と、時価総額300億円強のアイザワ証券グループの自社株買い実施の差に現れてしまったと考えられる。
だが、この手の上場基準を満たすための、増配や自社株買いの株価上昇対策を打てないところは残念ながら存在するとせざるを得ない。特に②を満たさず③がギリギリのところは、厳しいとする以外にない。
時価総額が奇跡的に大ヒット商品が出る、みたいなことをがあれば業績が急伸し、それに伴って株価も急伸し、②を満たせるかもしれないけど…となるが、そんな簡単に事が運ぶわけがない。

時価総額がそれなりにあるところでは「増配して株価を担ぎ上げさせよう」「自社株買いをやって株価を担ぎ上げよう」なんて手段が取れないわけではないが、時価総額が100億円を割ってしまうようなところはやってもしょうがない、やったら上場基準を満たしている項目が基準割れに追い込まれる、なんてにっちもさっちもいかない状態と化してしまっているとせざるを得ない。

以下、2023年1月27日時点で時価総額100億円割れの東証プライム上場企業をリストアップしてみた。92社もあった。
残念ながら、突然業績が爆発的に向上しそうなところは見つけにくい。業績向上をはたしそう意味で、プライム上場要件を満たすのに復活しそうなところは、見当たらない。

大株主によるTOB対象になりそうなところはないかな? と見たところ、東ソー24.4%、日本酸素9.8%が大株主になっている、東邦アセチレンぐらいしかないのが現実。ここに、三菱三井住友を始めとした企業グループに関わっているところもない。現時点でTOBの期待度が高いと思えるところで、時価総額が最小のところは時価総額102億円余りのGMOペパボ(3633.T)。以下にあるところは、TOBがあるとかが想像できない限り、無視を決め込んで構わないとするのが結論です。

会社名 証券コード 時価総額
エフテック 7212 9,992
テクノスジャパン 3666 9,874
Casa 7196 9,823
サンネクスタグループ 8945 9,814
ファイズホールディングス 9325 9,686
レアジョブ 6096 9,595
ギークス 7060 9,546
ファーストコーポレーション 1430 9,528
共和電業 6853 9,484
ダイキアクシス 4245 9,475
ワッツ 2735 9,465
ソルクシーズ 4284 9,441
竹本容器 4248 9,434
アグレ都市デザイン 3467 9,391
やまみ 2820 9,343
グローバル・リンク・マネジメント 3486 9,267
ジャパンクラフトホールディングス 7135 9,166
マネーパートナーズグループ 8732 8,958
ネクシィーズグループ 4346 8,945
ベステラ 1433 8,909
プロパティエージェント 3464 8,883
CLホールディングス 4286 8,802
トビラシステムズ 4441 8,786
リブセンス 6054 8,673
ランドコンピュータ 3924 8,670
安永 7271 8,643
ハウスコム 3275 8,624
加藤製作所 6390 8,608
サニーサイドアップグループ 2180 8,568
ハブ 3030 8,506
芦森工業 3526 8,425
ニーズウェル 3992 8,267
モバイルファクトリー 3912 8,033
東邦アセチレン 4093 8,006
アジュバンホールディングス 4929 7,826
駒井ハルテック 5915 7,792
CEホールディングス 4320 7,781
サインポスト 3996 7,706
サクサホールディングス 6675 7,663
システムソフト 7527 7,550
岩崎通信機 6704 7,520
ベネフィットジャパン 3934 7,505
日本ケミファ 4539 7,440
TBK 7277 7,356
ビーグリー 3981 7,290
グローバルキッズCOMPANY 6189 7,223
エプコ 2311 7,052
ADワークスグループ 2982 7,021
SMN 6185 6,970
ペッパーフードサービス 3053 6,928
フェイス 4295 6,916
アツギ 3529 6,911
エスクロー・エージェント・ジャパン 6093 6,847
フェイスネットワーク 3489 6,838
アドバンテッジリスクマネジメント 8769 6,808
アセンテック 3565 6,741
キャリアインデックス 6538 6,731
レシップホールディングス 7213 6,621
河西工業 7256 6,559
日本金属 5491 6,526
ニッカトー 5367 6,359
フィル・カンパニー 3267 6,130
ファーマライズホールディングス 2796 6,072
トルク 8077 5,854
プロレド・パートナーズ 7034 5,743
ブラス 2424 5,738
マーケットエンタープライズ 3135 5,530
ビジネス・ブレークスルー 2464 5,435
ノムラシステムコーポレーション 3940 5,388
Cominix 3173 5,131
ODKソリューションズ 3839 5,125
粧美堂 7819 4,734
エコナックホールディングス 3521 4,711
インテリックス 8940 4,698
ショーエイコーポレーション 9385 4,592
チタン工業 4098 4,560
ハイパー 3054 4,464
WOW WORLD GROUP 5128 4,375
エンシュウ 6218 4,358
東京一番フーズ 3067 4,346
エスクリ 2196 4,343
土木管理総合試験所 6171 4,338
テノ.ホールディングス 7037 4,123
and factory 7035 4,077
JNSホールディングス 3627 4,010
ピアラ 7044 3,865
ヴィア・ホールディングス 7918 3,743
マイネット 3928 3,293
テモナ 3985 3,194
IKホールディングス 2722 3,149
ワイヤレスゲート 9419 2,749
ピーバンドットコム 3559 2,556

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