「浦和で菜七子が初勝利」
「現地馬券がネットオークションで多数高値出品される」
と書きたくなってしまうが、リストラ説が流布されるスポーツ報知に限っては、最大のコンテンツである巨人に対するタブー「OBの白いクスリ」と並ぶ「現役投手の野球賭博」を連想させてしまうため、意地でも「高橋由伸出陣だぁ」と、WINS後楽園、offt後楽園の隣の東京ドーム開幕戦で埋めた倒すと思われ。
WINS後楽園に球団職員を向かわせて東京優駿(日本ダービー)の外れ馬券を仕入れていた前任者・原辰徳のエピソード…報知は黒く塗りつぶすに違いない。
東京ドーム開幕戦は、東京読売巨人軍×東京ヤクルトスワローズの「東京ダービー」だったりする。でも、明日のスポーツ新聞は意地でも「東京ダービー」などと書きますまい。とくに報知は。
「東京ダービー」と書いて、もっとも一般的なのは「FC東京×東京ヴェルディ1969」のJリーグ戦となるはずだが、「読売」に固執したヴェルディ経営失敗で身売りした黒歴史があるところに、二義的な「大井競馬場でのレース」も「賭博」なので敬遠したい。
「浦和で菜七子が初勝利」も「東京ダービー」も我関せずなのはデイリーで間違いない。
甲子園球場はセンバツ高校野球で使用中なので、阪神電鉄沿線の京セラドーム大阪で行われる開幕戦で「アニキ初勝利だ」と阪神タイガース×中日ドラゴンズをネタに取り上げるに決まっている。
「菜七子が初勝利」「アニキが初勝利」レベルを書いているうちは、気楽だ。
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昨日はそれほど意識していなかったが、チリ・ブラジル・オーストラリアでの資源エネルギー投資に対する減損処理で「赤字転落」に追い込まれた三井物産のプレスリリースがあった。今期赤字予想が700億円。
今朝2時に日経電子版で三菱商事がチリ・オーストラリアでの資源エネルギー投資に対する減損処理で「赤字転落」1000億円規模と報じられた。
(注:24日の16時半に赤字転落規模が1500億円と正式に発表されている)
朝から三井三菱赤字ショック…なんてこったい。
プレスリリースが出された三井物産は呼び値を3回切り下げ4回目にやっと寄り付いた。
日経電子版で推測記事が出された三菱商事は呼び値を2回切り下げ3回目にやっと寄り付いた。
三井三菱減損ショックの様相になってしまった。
ショックは資源エネルギー投資に対するものなので、資源エネルギー投資に関わる鉱業・石油元売り・鉄鋼・非鉄・商社・金融あたりは軒並み安に見舞われてしまったのが今日の東京株式市場だった。
だが、TOPIXやJPX日経400など株価指数をみてしまったら、三井三菱減損ショックと比べたら大したことがなかった。
ビール、日本ハム、味の素、花王、ライオン、資生堂、医薬品5社、JAL/ANA、NTT3社(持株/ドコモ/データ)、KDDI、セコム、コンビニ3社…
「何者かが担ぎ上げた」としか考えようがないグロテスクな上げが、いわゆる「ディフェンシブ系」にぶっこまれて、株価指数は下げが緩い、11時台に一時的にプラスと化す、異様な流れが出現してしまった。
「三井三菱減損ショック」と「ディフェンシブ系へのぶっこみ」が不規則に並立してしまったのが、今日の東京株式市場とできてしまう。
念のために注釈を書いておくと、上述の「ディフェンシブ系」に対して、「配当権利取り」「株主優待権利取り」と一からげにされてしまっては困る。
ビール4社、花王、ライオン、資生堂、医薬品5社の一角・大塚HDの決算は12月だし、コンビニ3社の決算は2月なので、3月に「配当権利取り」「株主優待権利取り」なんてやってこない。
「三井三菱減損ショック」にぶっこまれた鉱業・石油元売り・鉄鋼・非鉄・商社・金融…押しなべて決算は3月だ。このくくりで「株主優待権利取り」に該当するところは極端に少ない一方、商社・住友金属鉱山・JXは配当利回りが3%以上の現実なので「配当権利取り」に該当してしまう。
結局のところ、「配当権利取り」「株主優待権利取り」に動く面々は出没したとは思えるものの、大勢には影響がなく、「三井三菱減損ショック」と「ディフェンシブ系へのぶっこみ」が不規則に並立してしまっただけだったのが、今日の東京株式市場だったとできてしまう。
日経平均 16,892.33 ▼108.65
TOPIX 1,354.61 ▼9.59
「菜七子が初勝利」「アニキが初勝利」のレベルで書いているうちは、本当に気が楽です。
でも、「三井三菱減損ショック」と「ディフェンシブ系へのぶっこみ」…煩雑過ぎて頭が暴走しそうだ。
少しはペースを落としてほしいものです。
今日のカキコは、以上です。