先日、東証プライム市場上場廃止必至な、時価総額100億円割れ企業の一覧を書いたのだが、去る30日、東証が、昨年4月の市場再編で最上位プライム市場を選択した旧東証1部上場企業について、4月1日から9月29日の間、無審査で中堅企業向けスタンダード市場への移行申請を受け付けると発表している。
10月13日に申請企業を公表し、同20日に市場の変更を行う。

東証プライム市場上場の時価総額100億円割れ企業は、間違いなく条件②に抵触する。
しかし、スタンダード市場の条件②を満たしていない可能性は考えにくい。条件③④もしかり。

そんなことで、東証スタンダード市場の上場基準を満たしていれば、このリストに載せた企業の大多数は、そのままスタンダード市場へ横滑りするものと考えられます。

2023年1月28日現在で、時価総額100億円割れの東証プライム市場上場企業

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東証プライム市場の上場基準は以下6項
①流通株式数 2単位以上
②流通株式時価総額 100億円以上
③流通株式比率 35%以上
1日平均売買金額が2000万円以上
⑤株主数800名以上
⑥債務超過でないこと

東証スタンダード市場の上場基準は以下6項
①流通株式数 2単位以上
②流通株式時価総額 10億円以上
③流通株式比率 25%以上
月平均売買高が10単位以上
⑤株主数400名以上
⑥債務超過でないこと